東南アジアを旅するたび、なんだかんだで「やっぱ好きだなぁ」と思う瞬間があります。
美味しい料理やフレンドリーな人々、物価の安さももちろん魅力だけど、
わたしにとって一番のポイントはやっぱり“日本にないユルさ”なんです。
今回のラオス旅でも、そんなユルくて心地よい出来事に何度も出会いました。
目次
エピソード①:ホテルの鍵を閉じ込めたら、まさかの展開に!
宿泊していたホテルで、うっかり鍵を部屋の中に入れたままドアをロックしてしまったんです。
「やっちゃった…」と思いながらフロントに駆け込むと、スタッフは特に慌てることもなく笑顔で「はい、これ♪」と、大量の合鍵がついた束を手渡してきました。
「この中にあなたの部屋の鍵があるから、自分で開けてね」と。
えっ、それだけ?!しかも、全室分の鍵ふつうに渡しちゃうの?!
信用しすぎでしょ、ラオス!!笑
でも、その感じがなんとも言えず心地よくて、思わず大爆笑。
️エピソード②:Blue Lagoon 2で、まさかの“自己責任ジャンプ”
ラオスの観光地「Blue Lagoon 2」では、5~6メートルはあろうかという飛び込み台を発見!
もちろん監視員なんていないし、安全確認とかもなし。
みんな思い思いにジャンプして、笑って、はしゃいで、自由そのもの。
「事故が起こったらそれはもう自己責任で!」という
放任っぷりがむしろ爽快でサイコーでした。
わたしもドキドキしながら飛び込んでみたんですが、風を切る感覚と着水のインパクト、すべてが最高の思い出になりました。
エピソード③:寺院での“尊さとゆるさ”の絶妙なバランス
ラオスの寺院を訪れたとき、特別なお参りのためにお坊さんと個別に対面する方たちが来る場面に遭遇しました。
(その人たちが来るまでわたしたちは境内にいたのんびりした猫たちと戯れて時間を過ごしていたのですが)
しばらくして、お坊さんと信者の方の真剣なやり取りが始まりました。
ところがそのすぐ足元には…なんと、まだ子猫がスヤスヤお昼寝中!!笑
真剣な空気の中にある、ほんわかとしたゆるさ。
神聖さと日常の優しさが同じ空間に溶け込んでいるこの光景・・・・・なんとも言えない癒しを感じました。
エピソード④それだけかーい
レンタルバイク屋でバイクを借りるとき、何番のガソリンを入れたらいいのかと聞いてみたら、店員さんが答えたのは、「ガソスタ行ってお金渡せばやってくれるから大丈夫」…それだけ!?w
そのままのんびりした感じで、まさかの超おおらか対応に笑ってしまいました。日本では考えられないけど、現地のやり方にゆったりとした余裕を感じて、ちょっとほっこりした瞬間。
エピソード⑤だいじょぶなんか?
道端でペットボトルにガソリンを詰めて売っている光景も、ほんとに「ユルい」! 日本では絶対見られない光景だけど、ラオスでは普通の光景。まさに「ここではなんでもアリ」っていう自由さを感じました。安全面とか心配する人もいるかもしれないけど、現地の人々はそれが当たり前のように生活していて、なんだか不思議な安心感がある。こういう何気ない瞬間が、東南アジアの魅力をさらに引き立ててくれるんですよね。
こんなふうに、予定通りじゃないからこそ出会える“ユルい自由”。
それこそが、わたしが東南アジアを好きでたまらない理由かもしれません。
日本では、時間に厳格すぎる現代社会において、「ユルむ」瞬間がなかなかありません。時間通りに動くことが当たり前で、誰もが自分にも他人にも厳しく生きている。もちろん自分だって普段の生活では、少しでも予定が遅れると、イライラしてしまう。
でも、東南アジアに足を運んでみると、その“ユルさ”がとても心地よく感じられます。鉄道やバスが遅れても、特に気にしない。それが普通のことだから、時間に追われることなく、ゆったりと過ごすことができる。この開放的な感覚が、日常生活に大きな余裕をもたらしてくれるように感じます。
日本の厳しい時間に縛られた生活と、東南アジアのユルい時間の流れが対照的で、その中での自分自身の変化 これこそがアジア旅の醍醐味ではないかとわたしは思います。