
中国南部・雲南省昆明とラオスの首都ビエンチャンを結ぶ高速鉄道「中国ラオス鉄道」に乗ったことが、今回の旅の中で特に印象に残ったもののひとつ。私は鉄道の旅が大好きです。車窓からの景色を楽しみながら移動できるのは、鉄道ならではの魅力だと思います。
2021年12月に開通したそうで、乗り心地は本当に快適。車両は清潔、最新の設備が整っていました。窓から眺めるラオスの緑豊かな田園風景も美しく、のんびりとした時間が流れていました。
■バスか、鉄道か?
中国ラオス鉄道は確かに便利ですが、駅の立地が不便すぎるという大きな問題があります。特にヴァンビエン駅は、市街地から約50分も離れており、鉄道を降りた後にさらに長時間移動しなければなりません。そのため、ビエンチャンからヴァンビエンへ行く場合、バスを使った方がトータルの移動時間は変わらない可能性があります。バスなら、ビエンチャンの市内中心部から直接ヴァンビエンの中心部まで行けるので、「駅までの移動+鉄道の時間+駅から市街地への移動」を考えると、バス移動の方が手間が少なく、コスパが良いかもしれません。
✅ 鉄道のメリット
新しくて快適
時速164kmで移動時間は短縮
車内販売もあり
❌ 鉄道のデメリット
駅が市街地から遠すぎる(ヴァンビエン駅は市内まで50分)
座席指定が難しく、同行者とバラバラになる可能性
降車時の混雑がすごい
結論として、ヴァンビエンへの移動はバスでも十分。ただし、ルアンパバーンなどの長距離移動を考えるなら、中国ラオス鉄道はやっぱり快適。旅のスタイルや移動距離に合わせて使い分けるのがベスト!ラオス旅行を計画している方は、ぜひ移動手段選びの参考にしてください!
■鉄道のチケットはどのように購入するか?
ビエンチャンからバンビエンまでの約1時間の移動では、宿泊先のホテルのスタッフがチケットの手配をしてくれました。しかし、前日に購入した時点で、すでに座席はかなり埋まっていたようです。その結果、私自身と子どもの座席が離れてしまい、とても困ることになりました。仕方なく、1時間の間ずっと子どもを膝の上に乗せて耐えることにwww短時間の乗車だからなんとかなったもののあれ以上ながかったら無理だったな…やはり早めの予約が重要だと痛感しました。
次に、バンビエンからルアンパバーンへ移動する際は、自分でチケットの手配を試みました!バンビエンの街中には多くのトラベルエージェンシーがあり、どこでも手数料はかかりますが簡単にチケットを手配できます。ただ、せっかくなので自分で予約してみようとインターネットで情報を調べました。すると、中国のオンラインチケット販売サイトにたどり着き、クレジットカードで支払いができることがわかりました。事前に自分でチケットを確保できるのは、とても安心感があり便利でした。(今回は直前じゃないので隣どおしの席をGET)
もちろん鉄道駅の窓口でも買えますがわざわざ遠い駅まで行くのは現実的じゃないし混雑するぽいのでナシかな。
LAOS TRAIN なんと日本語で予約できる! https://www.laostrain.com/ja
このように、「中国ラオス鉄道」のチケット購入方法は複数あります。ホテルや旅行代理店に依頼する方法、またはオンラインで自分で購入する方法、それぞれにメリットがあります。自分で買った場合でも「席の指定」という画面が一回も出てこず、カード決済がおわって確定メール(乗車用のコードが載っているもの)が来るまで自分の座席がわかりませんでした。自分での指定はどうも難しいようなので、特に家族連れやグループ旅行の場合は早めの手配をおすすめします。
■乗車の方法
①駅に入る
・チケットの提示:紙のチケットを印刷したもの、またはスマートフォンのeTicket画面を見せるだけでOKです。駅の改札でパスポートと一緒に提示する必要があります。
・出発30分前には必ず待合室にいること。
・入口でセキュリティチェックがあり、空港のように荷物検査を受けます。※特に飲料水などは捨てさせられなかったです
②プラットフォームへ進み、指定の座席に着席。ビエンチャンは最初の駅なので30分前ぐらいに改札を通れて席に座れました。
■その他 乗車時のご注意
一部カオスな状況…
驚いたのは、車内アナウンスで「コネクティングチケット(乗り継ぎ用の切符)をお持ちの方は、パスポートを持って2号車までお越しください」と流れた瞬間。なんと、多くの乗客が一斉に立ち上がり、もともと狭い通路が混雑!でも、そんな中で次の駅に到着してしまい、その混雑を避けながら降りないといけないというカオスな状況に。
もしも同乗者と席自体ばらばらになったらちゃんと降車駅でおり遅れることがないように固く誓いあいましょうw こういう状況なので、子連れでばらばらの席乗車は無理ゲーです!(だから重くても膝にのせてました)
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