サマルカンド観光にちょっと疲れたら——現地で試してほしい中国系マッサージ体験
ウズベキスタンを旅していると、日差しの強さと乾燥、そして想像以上に歩く距離に体力を奪われます。特にサマルカンドは、見どころがコンパクトに集まっているとはいえ、レギスタン広場、ビビハニム・モスク、シャーヒ・ズィンダと名所を巡っていくと、気づけば1万歩は余裕で超えている日もあります。
そんなときにおすすめしたいのが、現地でのマッサージ体験。ウズベキスタンはあまりマッサージ文化が根付いていない国。スパやエステ的な施設もごく限られており、タイのようにあちこちにマッサージ屋さんがあるわけではありません。でも、だからこそ見つけた時の嬉しさはひとしお。※ロシア系のオイルを使ったマッサージはそれなりにあるそうですが探さないと見つからない
今回わたしが訪れたのは、サマルカンドの中心部にある「1+1 Oyoq Hammomi Markazi(ワン・プラス・ワン・オヨック・ハンモミ・マルカジ)」というお店。Googleマップではこちらです:
[https://maps.app.goo.gl/p16viBWByGrK6KEr8]目次
- 1 名前からもわかるように「足(Oyoq)」がメイン
- 2 内装とサービス
- 3 マッサージ内容と料金
- 4 モスク巡りに飽きたときにも最適
- 5 行き方と注意点
- 5.0.0.1 サマルカンド観光にちょっと疲れたら——現地で試してほしいマッサージ体験
- 5.0.0.2 【ウズベキスタン旅】かかった出費の全てを大公開 ウズ旅には何円必要?物価の程度は?
- 5.0.0.3 ウズベキスタン一人旅シリーズ⑩ブハラからウズ鉄で青の都サマルカンドへ!モザイクタイルの洪水に溺れる幸せな時間。
- 5.0.0.4 ウズベキスタン一人旅シリーズ⑨オアシス都市ブハラでトラブル発生?!旧市街のど真ん中で吸う人生初シーシャと現地の方との貴重な会話
- 5.0.0.5 ウズベキスタン一人旅シリーズ⑧ヒヴァからブハラへ念願の鉄道旅。贅沢な聖都ハシゴと物価の目安
- 5.0.0.6 ウズベキスタン一人旅シリーズ⑦まるで世界史の資料集のなか!聖都ヒヴァの街並みは圧巻。名物も美味しい!
- 5.0.0.7 ウズベキスタン一人旅シリーズ⑥タシュケントからウルゲンチ、ヒヴァの街へバックパッカー魂を燃やしながら公共交通機関だけで移動する
- 5.0.0.8 ウズベキスタン一人旅シリーズ⑤仁川経由でウズベキスタンへ。長距離フライトのリアルな記録
- 5.0.0.9 ウズベキスタン一人旅シリーズ④福岡空港→仁川国際空港。仁川は乗り換え客に優しすぎる!と感動
- 5.0.0.10 ウズベキスタン一人旅シリーズ③そもそもなんでウズベクに行きたかった?~ASEAN制覇からシルクロードへ~
- 5.0.0.11 ウズベキスタン一人旅シリーズ②鉄道予約が天才的に簡単だった
- 5.0.0.12 ウズベキスタン一人旅シリーズ①:旅の準備は心の調律 Youtubeショート動画もいっぱいあるのでご覧ください!
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名前からもわかるように「足(Oyoq)」がメイン
「Hammomi」というのはおそらくトルコ語やペルシア語にルーツを持つ「ハマム(公衆浴場)」の変形で、「足専門のハマム=足湯・足マッサージ」的な意味合いなのだと思います。事前に予約するのがベストですが、時間帯によっては飛び込みでも対応してくれました。
内装とサービス
建物自体は新しくはないものの、清潔感があります。全員が英語が話せるわけではありませんが、料金表を見せながら案内してくれるので、ほとんど困ることはありませんでした。施術は男性スタッフと女性スタッフが2名づつぐらいいるようです。みなさん非常に礼儀正しくて、丁寧で、終始安心して受けられました。
マッサージ内容と料金
今回の施術時間はおよそ40分。上の5番のメニューです。足湯に浸かりながら、マッサージ内容としては背中・肩・腕・首までしっかり圧をかけてくれる本格的なものでした。料金は190,000スム(約2500〜2800円 ※為替レートにより変動)と、かなりリーズナブル。もちろんタイほど安くはないですが。
ちょっとびっくりするほど強めにぐいぐい押してくれるのですが、それが逆にクセになる……。日本のリラクゼーションサロンの「気持ちいい〜」というよりは、「効く!」という感じです。終わった後は体が軽くなった感覚があり、疲れも吹き飛びました。
特筆すべきは、受付で対応してくれた女性マネージャーさんの素晴らしい接客です。彼女は出身は中国ですが、以前アメリカに住んでいた経験があるとのことで英語が非常に堪能。ニコニコと明るくフレンドリーに話しかけてくれて、こちらの緊張も一気にほぐれました。中国語はもちろん 英語やロシア語 も話していてすごいなあ…と思いました。
施術しながらサマルカンドの普段の暮らしや、どんなお客さんが多く来るのかなど、いろいろとお話を聞かせてくれて、単なるマッサージ体験を超えた「現地の人との交流」としても印象深い時間になりました。冬は本当に寒いこと、真夏は40℃近くになるから水質が下がるので水は買わないといけないということ…こういった旅先での何気ないコミュニケーションが、文化の理解をぐっと豊かにしてくれるもの。
出されたお茶は綺麗な赤い色でした。
モスク巡りに飽きたときにも最適
正直、サマルカンドは美しい建築物の嵐です。ただ観光の内容が「青いモスク」「タイルの壁」「また青いモスク」というように似通ってきてしまい、人によっては途中でちょっと飽きてしまうタイミングもあります。そんな時にこうしたマッサージでリラックスできると良いかも…
行き方と注意点
場所は レギスタン広場の真ん前 なので迷うことはありません。お店はタクシーを使えばすぐですが、Googleマップのルート案内がしっかりしているので、SIMを入れたスマホがあれば問題なくたどり着けるはずです。念のため、タクシーや配車アプリを使うなら小額紙幣(10,000〜50,000スム)を用意しておくと支払いがスムーズです。
夜は10時で閉まりますが 最終入館は9時半ぐらいと思っていた方が良さそうです。 週末の土日は混み合うということでした。日本人も割と来ると言っていましたよ!サマルカンドでちょっと疲れを感じたら、ぜひこのマッサージ屋さんを訪れてみてくださいね。