ウズベキスタン旅行者必携!ヤンデックス・ゴー完全ガイド:配車・スクーター・フードデリバリーの使いこなし術
ウズベキスタンを旅行していて何が一番便利だったか?と聞かれたら、迷わず「Yandex Go(ヤンデックス・ゴー)」と答えます。もはやこのアプリなしでの旅は考えられないほど、あらゆる場面で活躍してくれました。タクシーの配車はもちろん、都市部では電動スクーターでの移動、そして暑さで外出がつらい日にはフードデリバリーまで——このアプリ一つでウズベキスタン滞在が格段に快適になります。
今回は、これからウズベキスタンを旅する方に向けて、ヤンデックス・ゴーの事前準備から基本的な使い方、応用的な活用方法までを網羅的に紹介します。
目次
- 1 【出発前に絶対やっておくべきこと】日本国内でアプリ登録を済ませよう
- 2 【配車機能】基本はUberと同じ感覚でOK
- 3 フードデリバリー機能の使い方と魅力
- 4 スクーターで広がる行動範囲
- 5 ヤンデックス・ゴーが旅にもたらすもの
- 6 最後に:必ずやっておくべき事前準備
- 7 終わりに
- 7.0.0.1 サマルカンド観光にちょっと疲れたら——現地で試してほしいマッサージ体験
- 7.0.0.2 【ウズベキスタン旅】かかった出費の全てを大公開 ウズ旅には何円必要?物価の程度は?
- 7.0.0.3 ウズベキスタン一人旅シリーズ⑩ブハラからウズ鉄で青の都サマルカンドへ!モザイクタイルの洪水に溺れる幸せな時間。
- 7.0.0.4 ウズベキスタン一人旅シリーズ⑨オアシス都市ブハラでトラブル発生?!旧市街のど真ん中で吸う人生初シーシャと現地の方との貴重な会話
- 7.0.0.5 ウズベキスタン一人旅シリーズ⑧ヒヴァからブハラへ念願の鉄道旅。贅沢な聖都ハシゴと物価の目安
- 7.0.0.6 ウズベキスタン一人旅シリーズ⑦まるで世界史の資料集のなか!聖都ヒヴァの街並みは圧巻。名物も美味しい!
- 7.0.0.7 ウズベキスタン一人旅シリーズ⑥タシュケントからウルゲンチ、ヒヴァの街へバックパッカー魂を燃やしながら公共交通機関だけで移動する
- 7.0.0.8 ウズベキスタン一人旅シリーズ⑤仁川経由でウズベキスタンへ。長距離フライトのリアルな記録
- 7.0.0.9 ウズベキスタン一人旅シリーズ④福岡空港→仁川国際空港。仁川は乗り換え客に優しすぎる!と感動
- 7.0.0.10 ウズベキスタン一人旅シリーズ③そもそもなんでウズベクに行きたかった?~ASEAN制覇からシルクロードへ~
- 7.0.0.11 ウズベキスタン一人旅シリーズ②鉄道予約が天才的に簡単だった
- 7.0.0.12 ウズベキスタン一人旅シリーズ①:旅の準備は心の調律 Youtubeショート動画もいっぱいあるのでご覧ください!
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【出発前に絶対やっておくべきこと】日本国内でアプリ登録を済ませよう
ヤンデックス・ゴーの利用には電話番号によるアカウント認証が必要です。つまり、現地に到着してからSIMカードを購入しようとしても、そもそもアカウントが作れないとアプリが使えません。ここが最大の落とし穴です!
日本の電話番号で、出発前にヤンデックス・ゴーのインストールとアカウント登録を済ませておくのが鉄則です。私も成田空港で搭乗前に登録を済ませておいたおかげで、現地に着いてからすぐに配車予約ができて本当に助かりました。
【配車機能】基本はUberと同じ感覚でOK
ヤンデックス・ゴーで最もよく使うのがタクシー配車です。アプリは英語対応しており、地図上で乗車場所と目的地を指定すればすぐに利用可能。ドライバーとのやり取りも、基本的に英語と地図だけで完結するので、難しい会話は必要ありません。料金も事前にアプリで表示されるため、ぼったくりの心配がなくとても安心。なお、表示されるドライバーの評価(星マーク)は参考にしましょう。極端に評価の低いドライバーは避けるのがベターです。
【注意点1】お釣りがもらえないことも。小額紙幣を準備!
ウズベキスタンでは高額紙幣(特に10万スムや20万スム)を嫌がるドライバーが多く、5万スム以下の紙幣が重宝されます。特に空港や駅など「釣り銭が用意されていないタクシー」では、高額紙幣を出すと事実上のチップになってしまうことも。両替時は、少額紙幣を多めに用意しておきましょう。
【スクーター利用】首都・タシュケントでは特に便利!
タシュケントやサマルカンドなどの都市部では、ヤンデックス・ゴーでスクーター(電動キックボード)のレンタルも可能です。これは日本で流行している「LUUP」や「Bird」と同じような仕組みで、アプリで地図上のスクーターを探し、QRコードを読み取って解錠、使い終わったら指定エリアに返却するというもの。
タシュケントのように道幅が広く、区画ごとの移動が長い都市では、スクーターがあると機動力が一気に上がります。地下鉄よりも気軽に動けるので、ちょっとした買い物や観光にも最適です。
フードデリバリー機能の使い方と魅力
旅の終盤、私はヤンデックス・ゴーのフードデリバリー機能も試してみました。まさかウズベキスタンで、アプリひとつで地元の人気レストランの料理を部屋まで届けてもらえるとは思ってもいませんでした。使用感は驚くほどスムーズで、言語の壁を感じることはほとんどありません。注文画面も写真付きでわかりやすく、住所の入力や支払いもアプリ内で完結します。料理は30分以内で届き、しかも「初回3回配送料無料」というプロモーションがあったのもありがたかったです。これも Uber eats を使ったことのある人であれば 全く問題ありません。
特に日中の気温が高くて外に出るのが億劫なときや、観光で疲れて一歩も出たくないときにこのサービスは大助かり。ローカルな家庭料理からちょっと洒落た洋食まで選べて、旅先での食体験の幅が一気に広がります。ドライバーの位置情報もリアルタイムで確認できるので、安心感もありました。
スクーターで広がる行動範囲
ヤンデックス・ゴーが本領を発揮するのは、実はスクーター機能かもしれません。これは、日本のシェアリング電動キックボード「LUUP」とほぼ同じ感覚で利用できます。特に首都タシュケントでは、都市の区画が非常に大きく、ちょっとした移動でも徒歩だと想像以上に時間がかかることが多いです。そんなときにスクーターがあると、体力も時間も節約でき、気軽にいろんな場所を訪れることができました。
アプリ内でスクーターを探し、QRコードを読み取るだけで即時スタート。利用後は、地図上の「返却可能エリア」に止めれば完了です。ヘルメットの着用は義務ではないものの、注意深く利用しましょう。なお、アプリ内で事前にクレジットカードを登録しておく必要があります。
ヤンデックス・ゴーが旅にもたらすもの
今回の旅を通じて感じたのは、ヤンデックス・ゴーが「言葉や文化の違いによる不便さ」をものの見事に中和してくれるということです。タクシーにしても、スクーターにしても、あるいは食事にしても、細かいやりとりを現地語でする必要がなく、すべてアプリ上の英語とボタン操作で済んでしまいます。それは、言い換えれば「旅先での失敗体験」を減らし、「純粋な楽しさ」に集中できるということ。実際、私の旅の中でも最もストレスの少ない体験が、ヤンデックス・ゴーを使った移動でした。
さらに、アプリを通して見える地元の人々の評価や、土地勘のない街での「どこに行けばいいの?」という不安も、一気に解消してくれます。旅慣れた人にはもちろん、初めて中央アジアに来る人にも非常におすすめできるアプリです。
最後に:必ずやっておくべき事前準備
ヤンデックス・ゴーを快適に使うためには、いくつかのポイントを出発前に押さえておくと安心です。
アプリのインストールとアカウント登録は必ず日本国内で
ウズベキスタン現地でSIMカードを使う予定の人も、日本の電話番号で最初の認証を済ませておくことが大切です。現地での番号取得後に新規登録しようとすると、SMS認証が通らない可能性があります。(データだけの simカードが売られていることもあります)
クレジットカードの紐付けを済ませておく
現金払いでも対応可能ですが、万が一のためにカードを事前に登録しておくと安心です。特に小銭や細かい紙幣が手元にないとき、キャッシュレスの利便性が光ります。
Google翻訳を併用しよう
アプリ自体は英語で十分使えますが、ドライバーとのやりとりやお店での表示にはロシア語やウズベク語が多く登場します。Google翻訳アプリも併用すると、よりスムーズです。
終わりに
異国の街を旅する時、「どこに行くか」と同じくらい「どう移動するか」は大事な要素です。ヤンデックス・ゴーは、そんな旅の根幹をしっかり支えてくれる頼もしい味方でした。もしウズベキスタンに行く予定があるなら、ぜひ旅のはじまりとともにこのアプリも準備してみてください。きっと、あなたの旅が一段と自由で豊かになるはずです。