福岡空港から仁川空港へのアシアナ航空OZ131便は、短時間で快適。この便は、福岡空港を11:30に出発し、仁川空港には12:50に到着、実際の飛行時間は約1時間20分。
私は事前にオンラインチェックインを済ませ、預け入れ手荷物もなかったため、空港での手続きは非常にスムーズでした。搭乗ゲートに直行できるのはありがたいポイントです。※行き先とか航空会社によっては事前チェックインだけじゃできないこともある。普段は子供もいるからかな?
この場合はオンラインで事前チェックインしたときに表示されるQRコードのついたボーディング・パスをスクリーンショットしておこう。
ところで福岡空港、今回は保安検査場もリニューアルされていました。前よりもずっと広く、明るくなっていて、動線もわかりやすくなっていたのが印象的です。以前は、特に混雑する時間帯だとどうしても列が詰まってしまったり、流れが悪くてストレスを感じることもあったんですが、今回はスムーズに通過できました。
設備も新しくなっていて、検査用のトレーも自動で流れるタイプになっていたり、スタッフさんの案内もとてもテキパキしていて、全体的にストレスがかなり減ったなと感じます。搭乗前の最後のハードルがこの保安検査場なので、ここがスムーズだと、そのあとの時間もすごく気持ちよく過ごせますよね。
さらに、免税店エリアもかなり拡張されていて、以前に比べてお店の数もジャンルもぐっと増えた印象!ブランドショップだけでなく、ちょっとしたお菓子や雑貨のお店も充実していて、搭乗前の待ち時間も退屈しません。お土産を買い忘れていてもここで十分そろうし、むしろ選びきれないくらい。空港自体のクオリティが年々上がっている…(国際度も全然違うから広島空港にこのレベルを求めちゃいけないけど悔しいぜ…)リニューアルによって、福岡空港が国際線利用者にもさらに使いやすい空港になっているのを実感しました。
福岡空港から仁川空港へのフライトは、所要時間も短くてあっという間だった。それでも機内食が出るのが嬉しいところ。牛肉弁当+カップのお水。選ぶ事なく全員これです
機内で食べるごはんってなぜか特別においしく感じる。映画も何か一本くらい観ようかなと思ってAmazonプライムで事前ダウンロードしておいた。
「カラオケ行こ!」という日本映画。主演の綾野剛が出ているコメディタッチの作品で、変声期に悩む合唱部の男子中学生と歌がうまくなりたいヤクザの交流をコミカルに描いたもの。最初は軽い気持ちで流して観るつもりが、だんだん面白くなってきて、ついにやにやしながら画面を見続けてしまった。こういうラクな映画ってちょうどいい。そんなふうに過ごしているうちに、気づけばもう着陸態勢に入っていた。短いフライトだと本当に、時間がワープしたかのように感じる。今回はラッキーなことに隣の席が空席だった。隣がだれもいないフライトなんていつぶり?
仁川空港に降り立って、鮮やかな緑色の「Transfer(乗り継ぎ)」の看板を見つけながら進む。Transferの案内は本当にわかりやすく、迷うことなくスムーズに進んでいける。乗り継ぎに不安を感じる人でも、これだけ大きく、色も鮮やかに表示されていると安心できると思う。

それにしても韓国の女性職員の美白へのこだわりはすごいなと思う。日本人でも肌の白い人っているけどトーンのレベルが違う。なにを食べたらそんなに白くなるの????
仁川空港はとにかく広々としていて、清潔感があり、近未来的な雰囲気がある。空港そのものが「快適に過ごしてもらおう」という意志を持って作られている感じがするのがいい。

白を基調とした明るくモダンな建物。高い天井。乗り継ぎ時間が長くても、暇を持て余すどころか、ちょっと歩き回ったり、食事をしたりしているうちに、あっという間に次のフライトの時間になってしまう。
とにかく仁川空港での乗り換えはトップクラスに快適だと改めて感じた。特に今回感動したのが「Nap Zone(ナップゾーン)」の存在。Nap Zoneは本当に、旅慣れたトラベラーにとってのオアシスのような場所だった。
タイとかフィリピンだともっといろんなものがぎゅっと詰め込まれててこんなに広々とした空間ってないんですよね。椅子をいかにたくさん並べられるか みたいな感じで設計してあるから…福岡空港もリニューアルされたけど基本的には限られたスペースに心地良い椅子をできるだけたくさん詰めたい という感じが強い。それでも電源つかえる席が激増してすごくありがたいですが…
Nap Zoneは、指定されたエリアに無料で使える簡易ベッドのようなソファがずらりと並んでいて、誰でも自由に横になって休めるスペースだ。清潔感があり、暗すぎず明るすぎない絶妙な照明。周囲の利用者も心得ているのか、ひそひそ声か小さな物音だけの静寂な空間が保たれている。国際線の長時間乗り継ぎは、どうしても身体がきつくなりがちだけど、ここで1時間横になるだけで疲労感がまるで違う。本当にありがたかった。ほぼ埋まってた。コンセントもありますが韓国のCタイプ?のプラグが必要です。
行く場合は『transfer lounge』という案内を見つけながら4階に上がろう。シャワーも使えるらしい!すごい。
私がこのあと利用したいのは、福岡空港から仁川を経由してタシュケントへ向かう便。仁川空港での乗り換え時間は約3時間あった。人によっては「3時間もあるならラウンジを使ったほうがいいのでは?」と思うかもしれない。プライオリティ・パスとか持ってるならそうしたいけど…笑 でも仁川国際空港を経由するならこうした公共の空間だけでも安く、快適に旅を進めていけるとおもう!(ラウンジってこんなにゴロゴロはできないよね?)
Nap Zoneに加えて、仁川空港はお腹がすいても困らないのがいい。近くにはドーナツショップやらなにやらいろいろがあり、軽食やコーヒーをサッと買える。韓国ならではのカラフルなアイスを手にすることもできる。もちろん、ちゃんとしたレストランも揃っていて、韓国料理はもちろん、洋食やファストフードまで選び放題。乗り継ぎ時間が長くても、適度に歩き回って食事をしたり、Nap Zoneで横になったりしているうちに、あっという間に時間が過ぎる。
今回も例に漏れず、最初は「3時間って長いなぁ」と思っていた。けれど、実際にはNap ZoneでだらだらしながらWi-Fiでつぎの動画をダウンロードしたり音楽聴いたりうとうとしてたらかなり時間が早くたった。仁川空港の居心地の良さには本当に脱帽だ。むしろ寝過ごさないように注意してほしい。
乗り継ぎ旅に慣れている人ほど、この快適さの価値はよくわかると思う。空港での数時間をどう過ごすかって、実はその後の旅の体力や気分にすごく影響してくるから。ろくに座れないまま時間をつぶしたり、騒がしい場所で無理やり仮眠を取ったりするとずっと疲れが取れなかったりする。逆に、Nap Zoneのように安心して体を横たえられる場所で休めれば、目的地に着いたときのコンディションがまったく違う。
それにしても、タシュケント行きの便というのも、なんとなく特別感がある…これから未知の土地に飛び立つんだという実感がじわじわ湧いてくる。早く乗りたいな。
空港で過ごす時間もまた、旅の大切な一部だと思う葉月でした。