こんにちは、オーナーの葉月です。先日この記事で紹介した、元宇品の砂浜へまたまた行ってきました。
ここの浜辺は海藻パラダイスでもありまして、本当にワカメがとれるんです。
ワカメと聞くとわたしたち素人にとれるものなの??と思ってしまうのですが、実はあるんです。
今回ももちろんメインは散歩と砂浜遊びでした。
昼過ぎからは晴れてこの通り、青い空と青い海。
ふと目を水中に移すと、こんなにもたくさんのフグが泳いでいます🐡🐡🐡見えますか?数えられないほど浅瀬にきていて、バケツですくえそうなほど。実はトライしてみましたが、バケツで触れたもののフグの泳ぎが早くて失敗しました。網があったら絶対とれてた。
地元の子供が長い網をつかってフグすくいをして遊んでいます。1回群れの中に網を入れたらなんと一気に5匹もGETしているではありませんか。海なのにまるでイケスのよう。笑
フグにはご存知のように猛毒があり、その成分のテトロドトキシンは青酸カリの800倍以上の猛毒だそうです。麻痺による呼吸困難を引き起こし、ふぐ中毒には特効薬はなく、致死率のきわめて高いことが特徴です。だからもちろん素人が調理できるはずもなく、専門の知識を持った「ふぐ調理師」のいるお店でしか食べられません。つまり、いくらたくさんとれたとしても家に持って帰れるわけではないはず…「そのすくったフグをどうするの?」と聞いたら、「すぐに海に戻しますよ」と言って、尾びれをつまんでポイポイと海にかえしていました。ただのゲームのようでした。笑
そうそうふぐの調理といえば、毒の部位を捨てるための専用のゴミ箱があるらしいです。もちろん鍵付き。厳正な管理下でたべられるフグ。店も限られていますし、食べに行けばすごく高いので、わたしはなんか憧れがずっとありました。なので「成人のお祝いはふぐ料理がいい!」と両親にリクエストし、東京 四谷にあるお店に連れて行ってもらったことがあります。お刺身はもちろん、鍋までフグづくしのコース。嬉しかったなあ…
さて、砂浜で遊んでいると満潮だったはずの海がだんだんと引いていきます。よく浅瀬を見ると根本に石のついた海藻がゆらゆらしているではありませんか。わ、ワカメだー!!あれはぜったいそうだ!
もう少し潮が引けばかんたんに取れる場所ですが、ぼやぼやしているとワカメとりの完全装備で海に来ている地元のおじさんたちにとられてしまいます。うーん、こうなったらいま冷たい水のなか取りに行くしか無い!…わたしはザブザブと入り、膝ぐらいまで濡れながらGETしてきました。なんだこの達成感は!!感動。しかしめちゃめちゃ水が冷たいです。
もちろんワカメが自分でとれるなんて期待しないで行ったので、入れ物がない!急遽お弁当が入っていた入れ物を海水でざぶざぶワイルドに洗ってワカメを詰めました。ぴったり。
先週ワカメについて詳しくおしえてくれたおじさんが今日もまたいるではありませんか。興奮気味に収穫の報告をしました。おじさんまでうれしそう。笑
おじさんは「もう少し先にいったところの沖合で、ワカメの養殖が行われている。そのうちのいくつかのワカメの種は流されてしまって、違う場所で育ってしまう。そういう迷子のワカメがこの浜辺に漂着するわけよ。だからここの浜辺にくれば年がら年中ワカメが取れるよ。潮がよく引く大潮の日が一番とれる。取れすぎたら天日で3日間干せば乾燥ワカメになって保存できるよ」とめちゃめちゃ秘密を教えてくれました。有力情報どっさり。笑
もちろん夜ご飯にはワカメの味噌汁。鮮やかな緑色になったワカメは、シャキシャキとした食感。これは売っている乾燥ワカメとは全然違ってハマります。また来週あそびに行こうと心に決めた楽しい1日でした。