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ウズベキスタン一人旅シリーズ②鉄道予約が天才的に簡単だった

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ウズベキスタン一人旅シリーズ②鉄道予約が天才的に簡単だった

ウズベキスタン一人旅シリーズ②鉄道予約が天才的に簡単だった

今回の旅のなかで、私が最も楽しみにしていることのひとつが、ウズベキスタンの鉄道に乗ることでした。ゆったりと流れる景色を眺めながら、車窓からその国の色や空気、生活感にふれるあの感覚が、私は昔から大好きなんです。移動そのものが旅になる、そんな列車旅にはやっぱり特別な旅情がありますよね。(私がこれまで乗った中で最高の鉄道旅はミャンマーの死ぬほど遅いが風景が美しい国鉄です)


さて、ウズベキスタンの主要都市は高速鉄道で結ばれていて、観光客にもとても便利に旅ができるようになっています。今回私は、ヒヴァからブハラ、ブハラからサマルカンド、そしてサマルカンドからタシュケントと、いずれも列車移動を選びました。3回も乗れる!

事前にオンラインで寝台列車や高速列車「Afrosiyob(アフラシャブ)」の予約ができると知って、さっそくチャレンジしてみたのですが……これが本当に、びっくりするくらい簡単だったんです!

予約サイトはこちら:

https://eticket.railway.uz/lang-en/

まず英語に切り替えられるので安心です。そして、都市名を選び、日付を入力すれば、該当する列車の一覧が表示されます。時間帯・所要時間・シートタイプなどもひと目で分かるので、自分の旅程に合わせて直感的に選べるのが嬉しいところ。UIがとにかく見やすく、何をどう操作すればいいのかがすぐに分かる作りになっています。

座席の選択もスムーズです。画面上で座席表が出てくるので、空いている席をポチっと押すだけ。新幹線のような前向きシートもあれば、寝台のクラスもあります。長距離列車では寝台(クーペ)しかないことも。価格も日本と比べれば非常に良心的。

3本とも同じような値段でした。おそらく一番したのやつが最初に予約したもの(ヒヴァからブハラ)、真ん中のがブハラからサマルカンド、そして一行目がサマルカンドからタシュケントかな?と思います。

決済はグーグルペイでしました。要するにVisaやMasterCardなどのクレジットカードが利用可能で、決済後すぐにEチケットがPDFで発行されます(メールが届く)。それをスマホに保存しておけば当日はそれを見せるだけ。本当にすべてのステップがスムーズすぎて、終始「えっ、もう終わったの?」と拍子抜けするほどでした。

ただ一つ、困ったことがありました。おそらく私が3本もまとめて海外サイトで一気に予約をしたせいでしょうか、3回目の決済だけがうまくいかず、なんとクレジットカードが不正利用を疑われて一時的に止められてしまったんです(笑)。とはいえ、カード自体が完全にロックされたわけではなく、海外サイトでの繰り返しの決済が不審と判断されたようで、3回目の取引だけが保留状態に。すぐにカード会社からSMSが届いて、リンク先にアクセスし、内容を確認して「これは自分の利用です」と認証すれば、あっさり解除されました。

ちょっとしたトラブルではあったけれど、逆にセキュリティがしっかりしているんだなと安心もしました。(以前ガチの不正利用もあり、電話をかけて止めたことがありましたw)


正直、日本国内で新幹線のネット予約をするのって、日本人の私ですら「ステップ多くない?」「この超みづらい画面はなんなの?」とモヤモヤすることが多くて……。それに比べてこのスムーズさ。まさか中央アジアの鉄道予約が、ここまでシンプルに感動体験になるとは、想像していませんでした。

こういう経験、ウズベキスタンに限らない。東南アジアに行く時とかも時々あるんです。後からいろんなものを整備した国の方が、圧倒的に使いやすい予約サイトを持っていたり、案内板が視覚的にとてもわかりやすかったり、駅やバス停の設計がすっきりと機能的だったりする。そういうのを見ると、普段日本でバス停・どれに乗るかが分かりづらくてウロウロしてしまったり、案内のフォントが小さすぎて読めなかったりすることが多いだけに、「なんで日本はこういうふうにできないんだろう……」と、ちょっとモヤモヤしてしまうんですよね。

たとえば…一つ例を挙げると、釜山で再整備されたバス乗り場がすごく印象的でした。乗り場付近だけは道路の中央にバス専用レーンが設けられていて、バスもあえて道路の真ん中に停まる仕組み。でもこれがむしろ、バスが一般車線を防ぐかたちで停まらないから道路の流れを妨げず、渋滞の緩和につながっているんですよね。視覚的にもわかりやすくて、無駄のない動線。こういうのを見るたび、「こういう工夫、日本にももっと取り入れられたらいいのに」と思わずにはいられません。特に広島では、バス停の周りの歩道に人がずらっと並んでいて、通行しづらくなってしまっている光景を本当によく目にします(本通りとかひどいよ!)。歩道自体がそこまで広くない場所も多いので、そこに列ができてしまうと、他の歩行者が通れずに車道に少しはみ出して歩かなければならなかったりして、ちょっと危ないなと感じることも。せっかく公共交通が充実しているのに、バス停の設計や整備が追いついていないことで、ちょっとしたストレスが生まれているのがもったいないですよね。あとはよくも悪くも 民間のバス会社がいくつもあって 提携していないから分かりづらい… 話が脱線しちゃった。まあそれぐらいUI/UXに優れてたということを言いたいわけです。


ウズベキスタンの鉄道予約についてひとつ注意しておきたいのは、意外と席が埋まっているということです。特に人気観光地を結ぶ路線、たとえばサマルカンドからタシュケントに戻る列車なんて、私が見た時は変な時間帯しか空いていませんでした。真夜中の1時発、3時発とか、どうやって乗るのよ……と思いつつも、他に選択肢がなかったのでその便を予約しました。さすがに不安もありますが、旅ならではの“やってみるしかない”という感じ、ちょっとワクワクもしています。果たしてどうなることやら。

※もっと早くに予約してたら超高速2時間でいけるやつに乗れたのですが…まあよかろう

ただEチケットにはちゃんと列車番号・出発時刻・車両番号・座席番号がすべて明記されていて、当日の不安もまったくなし。予約確認のメールも届くので安心です。旅が近づいてくるドキドキを感じながら、スマホの画面越しにチケットを確認する時間すら、ちょっと特別なものに思えてくる。これから始まる旅の風景を想像して、にやにやしてしまう夜もまた、旅の一部なのかもしれません。


近い将来実際に乗った列車の様子や、各都市間の移動時間、車内の雰囲気などもレポートしたいです。気が向いたらw

 

Author

THE EVERGREEN HOSTELのオーナー・はづきです。 The owner of THE EVERGREEN HOSTEL.Thank you for reading our blog.