バーンラックタイへの旅
私がタイを訪れるのはこれで6回目。その度に新しい発見や体験がありましたが、今回はさらに深いタイの魅力を探し求めて、バーンラックタイへと足を運ぶことに決めていました。タイ北部の秘境とも言えるこの場所は、たしかYouTuberが紹介していた動画がきっかけだったんじゃないかと思います。こんな場所があったのか〜・近年注目されてる新しい場所かぁ…と新鮮でした。そんなわけで街でダラダラしてるだけではなく、今回は「特別な冒険」として、バーンラックタイを訪れたかったのです。
バーンラックタイは、タイのメーホンソーン県に位置する山間の小さな村で、チェンマイから7時間、パーイからも3時間というアクセスの難しさから、なかなか訪れるのが難しい場所です。しかし、その分だけ得られる感動は格別で、タイに何度か来たことがあるとかで何か普段のタイ旅とは別なものを求めてる人にとっては、ここに行く価値は十分にあるのでは?と感じています。
バーンラックタイには、中国国民党の兵士やその家族が多く移住しました。彼らは1949年の中国共産党による中華人民共和国建国に伴い、国民党が敗れたためタイに逃れた一部です。この地域に定住した中国移民たちは、その後、農業や茶の栽培を主な生計手段として発展させ、村を形成しました。現在も彼らの子孫が多く住んでおり、村には中国文化が色濃く残っている、ということなんです。歩いてミャンマーとの国境にも行けるほどの北部です。
パーイからの移動
今回は前泊地のパーイからバーンラックタイへ向かうにあたり、プライベートタクシーを利用しました。本当なら自分で120㌔運転しようと国際免許証まで携帯してきていました…が、雨季のためバイク移動は危険だと判断し、安全を考慮してタクシーを選びました!これが本当に正解でした。
プライベートタクシーは1泊2日で5000バーツもしてしまいましたが、これを奮発することで、長時間の山道を快適に、そして安全に移動することができました。ウトウトしたぐらい…
タクシーのドライバーさんは英語は話せませんが親切で、途中2回ほどトイレ休憩も挟みながらバーンラックタイに向かってくれました。お互いにGoogle翻訳にとても感謝しております…w最初にわたしが何人か気になったらしく何度も日本人と説明しました(イープン!イープン!)
前泊地パーイでこのタクシー予約したツアーデスクの担当者に、停まってほしいユンライのことや目的地のホテル情報などは伝えていました。当然ながら山道は険しく、時には霧や雲に包まれたりしましたが、ドライバーさんの技術やツアーデスクの人との連携のおかげで、無事に目的地に到着!スムーズでした。
ユンライへの立ち寄り
さてさて。バーンラックタイに向かう途中、ユンライという観光スポットに立ち寄りました。ユンライは、パーイからわずか4キロほどの距離にある中国系住民による村です。バーンラックタイまでは来られなくても、ユンライは行きやすいと思いますよ!
ここは、山の頂上から360度の絶景を楽しめる展望台として知られています。特に早朝には、雲海に包まれた美しい風景が広がり、まるで別世界に迷い込んだかのような感覚を味わえるそうですが私達は朝10:00に行ったので雲海ではなかったです。ただローシーズンで静かな雰囲気が良かったし、ここは曇り空でもいいかんじです。
ユンライやサンティチョン村での滞在は短かったものの、ここでのほんのりとした中国文化の一端を感じたことで、バーンラックタイへの期待感が一層高まりました✨️良い前菜のようなポジション、というわけですねw
バーンラックタイに行きたかったわけ
なぜ私がわざわざバーンラックタイに行きたかったのか。それは、タイを訪れるたびに感じる「ディープな体験」を求めていたからです。タイの観光地は多くの人が訪れるわけですが大体経験するものは似通っています。もちろん自分もそういったものは経験済み。バーンラックタイのように、アクセスが難しく、日本人観光客が少ない場所に行くことで、より深いタイの魅力を感じられると思いました。
バーンラックタイは、タイ北部の山間にひっそりと佇む村で、先ほど歴史の紹介もした通り中国雲南省からの移民が多く、独自の文化と伝統が色濃く残っています。実際に到着していろいろ歩き回ってみると村全体が湖に面しており、その美しい風景と静かな環境がまるでジブリ映画の中にいるような感じ。名産のお茶や中華料理を楽しむことができ、中国文化とタイ文化が溶け合っています。観光地としてはまだ発展途上で、新規施設の工事もたくさん進んでいました。
ここにはレンタルバイクもタクシーもありませんし、そもそも小さな集落なので徒歩で充分だと思います
ここでは、タイの主流な観光地とは一線を画す、素朴な田舎の雰囲気を体感できます。アクセスが悪いからこそ醸し出される秘境のよう場所に行くことで、冒険心をくすぐられると同時に、貴重な体験ができます!もちろん美味しい中国系の料理もたくさん。
本当なら乾季のほうがおすすめ
バーンラックタイを訪れるには乾季が最もおすすめです。雨季の間は、山道が滑りやすくなるため、移動がさらに困難になる可能性があります。乾季であれば、天候も安定し、快適に観光を楽しむことができます。
土砂降りが降れば全ての道路が歩けないほどの雨が排水されて立ち往生してしまいました(サンダルだったので強行しましたが、泥水はきれいではないので全くおすすめしません)
あとは12〜2月あたりの1番気温が下がるときのほうが雲海や湖からでる水蒸気が多いようです。よりミステリアスな雰囲気になるのではないでしょうか?
バーンラックタイへの旅は、ただの観光ではなく、心に残る冒険でした。どんな歴史があるか調べて理解も深まります。体力が無ければ絶対に無理だったよなあとも思います。早めに来ておいてよかった。
これからも、もっとディープな場所を探して、旅の楽しみを広げていきたいと思います!
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