初めてのウズベキスタンでシーシャ体験。価格相場や注意点まとめ
近年、日本でも人気が高まっているシーシャ(水たばこ)。カフェの片隅でゆったりと煙をくゆらせるあのスタイルに、ちょっと憧れを持っていた方も多いのではないでしょうか。私もその一人でした。とはいえ、実は今回のウズベキスタン旅行が「人生初シーシャ」。これまで興味はあったけどタイミングがなくて、なんとなく遠慮していた存在。そんなシーシャに、ウズベキスタンでついにデビューしました!
結果から言うと、「めちゃくちゃよかった」です。旅の途中で、日差しや人混みにちょっと疲れた時、あの煙に身をゆだねて一息つける場所があるのは、本当にありがたい。
ここではシーシャ初心者ならではの観点から笑、現地で実際にシーシャを楽しんでみてわかったことをまとめておこうと思います。価格の目安、注文のコツ、そして少し怖い注意点まで。これから行く人の参考になりますように。
目次
Google検索のときのヒント
まず検索のヒントから。Google マップでシーシャを吸えるところを検索するのであれば hookah この綴り で検索してみてください。shisha と入れるよりもたくさん見つかると思います。
ブハラでのシーシャ価格と体験
最初のシーシャ体験は、ブハラのちょっといい感じのレストランで。場所は観光地ど真ん中。英語も通じるし食べ物のメニューも豊富
。料金は15万スム(約2,150円)。ウズベキスタンの物価から考えると決して安くはありませんが、雰囲気代込みだと考えれば妥当かなと。
Minorai Kalon Restaurant & Terrace
ただ、ここで少し驚いたのは提供までの時間がめちゃくちゃかかること。私が訪れたのはシーシャ専門店ではなく、あくまでレストランの一角に「シーシャありますよ」的に用意されているタイプ。注文してから運ばれてくるまで20分以上かかりました。夜9時以降でないとそんな余裕がないし 回転率が悪いので出さないよ と マネージャーさんは言っていました。実際 マネージャーと話したから存在が分かっただけで メニューには載っていませんでした。
とっぷりと日が暮れた空の下、ライトアップされた ミナレットを眺めながらのシーシャ体験は、旅のハイライトのひとつになりました。
実は翌日も行っているのですがその時はオープンエアのカフェでやってみました。
こちらも利用客は外国人ばかりで同じ値段でした。ブハラ旧市街地でのシーシャ底値 と言ってもいいのかもしれません。(街中からもっと外れた地元の人しか行かないようなところだったらもっと 安い という話でしたよ。でもタクシー代がかかりますよね)
サマルカンドではもっと気軽に、もっと安く?
次に訪れたのはサマルカンドのシーシャ専門店。ここでは、9万スム(約1,300円)から選べるシステムで、ミディアム・スペシャルなど、フレーバーの強さや種類によって価格が変わるようになっていました。
私は初心者なので、どれを選んでも味の違いは正直よくわかりませんでしたが笑、「ライトめなフルーツ系」が無難だろうと思い、グレープフルーツフレーバーにしました。大正解。自分が頼んだのは グレープフルーツなのに後から聞いたら他にもいくつかのフレーバーを組み合わせたと店員さんが言っていましたけど これって普通のことなんですか?全く分からない…
こちらは専門店だけあって、提供が非常に早い。10分以内には目の前に立派なシーシャ台が運ばれてきて、煙の量も味も大満足でした。一番時間がかかるのは炭に火をつけるところ と言っていましたから、おそらくそんなような炭の状態にすでになっているものが常にいくつかあるのかもしれませんね。
一点気をつけたいのは、フードメニューやアルコールドリンクが少なめなこと。あくまで「シーシャを吸う場所」なので、カフェやバーとして期待すると少し物足りないかもしれません。ただ後から来たお客さんが自分が持ち込んだ フライドチキンだかハンバーガーだかをバクバク と食べていたので もしかしたら 持ち込みが可能だったのかもしれませんw
すっかりはまってしまった私。というか時間を持て余すというか…大体 見たいところを回りきってしまうと意外とやることがないなっていうのが正直な感想なんですよね、アクティビティや娯楽が少ないから。お腹もすぐには空かないしなあ…
というわけでサマルカンド でもう一軒 行ってみましたよ。ここはレギスタン広場の真向かい・中心部になるので 非常に高い!the観光客向け って感じです。一番安いものでも25万スムから。ただしドリンク もあるし ご飯の種類もとても豊富です 普通のご飯やさんが兼ねているもの。
そういえばこの↑店ではじめてウズベキスタンビール飲んでみました!ライトなお味。泡はすぐになくなってしまう。ただこのお店サービス料が高すぎて失敗したなーと思いましたね。10%ぐらいとられるしキャッシュオンリー。まあしょうがないか。場所いいし。
そしてタシュケントでは…ちょっとした注意を
これは私自身が体験したことではなく、現地に長く住んでいる方(サマルカンドで歴史を教えているオランダ人教授)から聞いた話として共有しておきます。
ウズベキスタンの首都タシュケントでは、粗悪な観光客向けシーシャバーでトラブルが起こることがあるそうです。具体的には、「薬品?(薬物?)を混ぜた煙を吸わせて意識を失わせ、その間に金品を盗む」といった悪質なもの。。もちろん 他の都市でもあり得るのかもしれないですけれども…やはりタシュケントという大都市だからなのかもしれないですね ちょっとこの辺はよく分かりませんでしたが。
私が考えられる対策としては、
- Google マップでレビューの多い店を選ぶ
- 現地の人がおすすめしてくれる場所を優先する
- なるべく複数人で行く
- 貴重品を持ち歩かない(大金とか)
などを意識しておくと安心ではないかと。特に一人旅の方は、人気の少ない店や深夜帯の利用は避けましょう。
ちなみに首都タシュケントでも帰国数時間まえに最後のシーシャとおもってやっときました。
Vibe lounge Bar | Кальянная в центре Ташкента
まとめ:ウズベキスタンでのシーシャ、楽しいけど慎重に
旅の途中でふらっと立ち寄ったシーシャ屋で、隣に座っていたオランダ人の歴史教授と3時間話し込んだり、ブハラの夜風に包まれてのんびり煙をくゆらせたり―シーシャは、ただの娯楽じゃなくて、「旅に余白を作ってくれる時間」だったなあと今では思います。
はじめての人にもおすすめできるけれど、お店選びとタイミングはとても重要。日本よりも気軽に・安価に楽しめる反面、最低限のリスク管理は必要です。
ウズベキスタン旅行のどこかで、あなたも自分だけのシーシャ時間を見つけてみてください。煙の向こうに、旅の思い出がまた一つ、ふわっと浮かび上がるかもしれません。
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