こんにちは〜!アジア旅大好き芸人のオーナー・葉月です!
今回は人生3回目のベトナム旅。年末のタイミングを使って、少し長めの6泊で行ってきました。物価、食、移動、街の空気感まで、来るたびに「やっぱりベトナムって今の日本人にちょうどいいな」と実感する国。タイや台湾がじわじわ高くなってきた今、正直かなり貴重な存在だなと思っています。
今回の旅程は、ハノイ1泊からスタートして、夜行列車で中部のダナンへ移動し3泊、その後ふたたびハノイに戻って1泊という流れ。移動は ベトジェットエア を使い、LCCらしくリーズナブルにまとめました。観光地だけを駆け足で回るというより、街を歩いて、食べて、ちょっと暮らすように過ごすのが今回のテーマ。そんなベトナム旅の記録を、実体験ベースで書いていきます。
ベトナムに来るたびに思うんだけど、とにかく体が楽。これに尽きる。
理由はいくつかあるけど、いちばん大きいのはやっぱり食生活かな〜。ベトナム料理って、基本がとにかく「米」。フォーやブンなどの麺類は米粉だし、春巻きもライスペーパー。主食もお米。小麦が前面に出てくる食事が少ないかなと今回気づいた。
私はアレルギーとかじゃないんだけど、小麦製品を続けて食べると、ど〜うしても体調が微妙になるタイプ。肌が荒れたり、胃が重くなったり、なんとなく調子が悪い日が続いたりする。だから旅先でパンやマントウ、小麦の麺(餃子の皮とかもだよね)中心になると、楽しいんだけど体の中身が先に疲れてしまうことが多い。でもベトナムではそれがほぼ起きない。毎日しっかり食べているのに、胃もたれしない。これは本当にありがたい。
しかも、油っぽい料理がかなり少ない。揚げ物がもちろんゼロなわけじゃないけど、日本や中華の「油どーん!」みたいな感じがない。(日本の肉って脂分多いよね)そしてハーブや野菜がとにかく多くて、全体的に軽い。夜にがっつり食べても、翌朝ちゃーーーんとお腹が空く。この感覚、久しぶりだなと思った。
物価の安さも、体と心に優しい。
食事はもちろん安いし、移動も安い。タクシーに乗って「この距離でこの値段?」って思うことが何度もある。歩き疲れたら気軽にタクシーを使えるのは、旅の快適度をかなり上げてくれる。暑いときも雨のときも節約のために無理して歩かなくていい、というのは地味だけど大きい。
ホテルのランドリーサービスですら充分安いのも、地味に感動ポイント。そもそもコインランドリーというのはほとんどない。街の商店街にランドリーサービスがあって1㌔100円ぐらいからある。そこまで行くのが面倒でホテルのフロントに出しても1㌔210円だった。洗濯のストレスがない。結果、荷物も減らせるし、長期滞在への心理的ハードルも下がるよね。長期滞在とかワーケーション向きって、こういう細かいところの積み重ねなんだと思うわ。
ワーケーションという単語でたから通信環境についても触れておくと、ホテルのWi-Fiは正直、運次第かなーと思った。正直それなりのレベルのホテルに泊まったけどWi-Fiにつないだほうが通信速度が下がったからわたしはずっとahamoの海外ローミングでの通信しか使わなかった。でも、その携帯の通信はまっっったく問題なし。市街地は必ず5G通信。すっご。外に出れば普通にサクサク使えるし、地図も配車アプリもストレスなく動く。だからWi-Fiが弱くても「まあいっか〜」と思える。これも精神的に楽。
総合して思うのは、ベトナムは「刺激的な旅先」というより、体をすり減らさず滞在できる国。たくさん食べても胃が重くならない、移動にお金がかからない、生活コストが低い。結果として、毎日の満足度が高い❤️❤️❤️
観光名所を詰め込まなくてもいいし、何もしない日があっても罪悪感がない。だから「また来たい」じゃなくて、「もう少し居たい」になる。
正直、1週間じゃ足りない。1ヶ月くらい、何も無理せず、普通に暮らしてみたいなと思わせてくれる場所だなと、今回も改めて感じました。
それに加えて、最近しみじみ感じるのが、周辺国との価格差。正直、わたしが大好きなタイも台湾もここ10年でじわじわ高くなってきていて、日本円が弱すぎる今の状況だと、日本人旅行者にとっては「気軽に行ける場所」ではなくなりつつあるなと思う。もちろん魅力は変わらないし行くんだけど笑、体感的な出費は確実に増えている。
そう考えると、今のベトナムはかなり貴重な存在!個人的には、ちょっと大げさかもしれないけど、最後の希望みたいな感覚すらある。笑
また素敵だなとおもう理由のひとつは、外資系の入り方。他のアジア都市ほど大きなショッピングモールが乱立していなくて、巨大チェーンに飲み込まれていない。代わりに、それぞれの地元商店がちゃんと生きている感じがする。家族経営の店、路地の食堂、道端の屋台。効率は悪いかもしれないけど、人の生活がそのまま見えるのがいい。
観光客向けに作られすぎていない街の雰囲気も、すごくチャーミング。いまだに、あのいかにもベトナムって感じの帽子を普通にかぶって生活している人たちがいるのも、なんだかいいなと思うポイント。変に「今っぽく」なりすぎていない。
もちろん、完璧なわけじゃない。空き地や観光客があまり来ない場所には、正直ポイ捨てもかなり多い。でも不思議なことに、人がちゃんと暮らしているエリアほど、驚くほどきれいにされている。家の前を掃く、路地を整える、生活圏を大事にする。その差がはっきり見える。
少し郊外に出ると、田園風景が広がるのも好きなところ。観光名所じゃなくても、ただ眺めているだけで気持ちが落ち着く。旅というより、暮らしをのぞかせてもらっている感覚に近い。
安い、便利、楽、だけじゃなくて、「人がちゃんと生活している国」だなと感じられるところが、ベトナムのいちばんの魅力かもしれない。だからこそ、短期旅行でも満足度が高いし、長くいたくなる。
今の為替状況も含めて考えると、ベトナムが日本人にとって特別な存在になっている(のか?)理由、よくわかるなと思う。旅先としてのベトナムが、静かに特別な存在になってしまった。フォーリンラブしなおし。


