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ワーホリスタッフとの出会いは、いつもドキドキ

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ワーホリスタッフとの出会いは、いつもドキドキ

わたしのゲストハウスでは、長期滞在が可能なワーキングホリデービザを持った外国人スタッフを常時2〜3人受け入れています。国籍はさまざま。英語圏の人もいれば、非英語圏出身で旅の途中に立ち寄ってくれる人もいます。そういう人たちと、ある期間を共に暮らし、共に働く。とても面白いし、文化的にも刺激がある。でも、毎回ちょっとした「賭け」のような部分もあるんです。

わたしのポリシーはシンプルで、「Zoom面談はしない」「メールのやりとりだけで受け入れを決める」。たまに驚かれるのですが、これには理由があります。

というのも、Zoomで15分くらい話したところで、その人が「きちんと働ける人かどうか」なんて分からないんですよね。たいていの人は、最低限のフレンドリーさは持っていますし、画面越しではみんなある程度“感じのいい人”に見えます。でも、ゲストハウスの仕事って、派手さはないけれど、地味で細かい作業の積み重ね。掃除、洗濯、ベッドメイキング、ゴミの分別、チェックインの対応…。そのどれもが「雑にならず、ちゃんとできるかどうか」が問われる仕事です。

一番大事なのは、「几帳面に丁寧にこなせる人かどうか」。そしてそれは、Zoomの短い面談じゃ絶対に見えない。だから私は、毎回メールでのやりとりだけを見て決めるようにしています。メールが丁寧か、レスポンスが早いか、こちらの質問に対して的確な答えが返ってくるか——そこに、その人の“誠実さ”や“仕事に対する姿勢”がにじみ出ると思うんです。

とはいえ、もちろん「うまくいかなかったケース」も過去にはあります。例えば、口では「なんでもやります!」って言っていたのに、実際は掃除をものすごく適当に済ませてしまう人だったり、生活リズムが極端すぎて他のスタッフとまったく噛み合わなかったり。そういうときは、正直に言ってしんどかった。でも、どんなに面談しても、そういう部分は結局“実際に来てみないと分からない”んですよね。だからある意味、「失敗は仕方ない」と割り切っています。むしろ、そういう経験を踏まえて、今のポリシーにたどり着いたとも言えるかもしれません。

だから、毎回新しいスタッフを受け入れるときは、やっぱりドキドキします。「今回はどんな子が来てくれるんだろう」「ちゃんと仕事をこなしてくれるかな」「他のスタッフとうまくやっていけるかな」…そんな期待と不安が入り混じった気持ちで、空港ピックアップに向かったり、初対面の自己紹介をしたりするわけです。

でも、やっぱり「いい子が来てくれた」と思える瞬間があると、本当にうれしい。掃除を任せて安心、ゲストとの会話も自然、ほかのスタッフともいい関係を築いてくれる。そんなスタッフに出会えたときは、「あぁ、今回もいい縁だったな」と心から思います。

この夏も、そんなふうにして集まってくれたスタッフたちとともに、ゲストハウスを運営しています。まじめで、空気が読めて、自分の役割をしっかり理解してくれている。そんな“安心の布陣”が整っていて、私は本当にラッキーだなと思う日々です。

もしこれを読んでいる方の中に、「ゲストハウスで働いてみたい」「異文化の中で暮らしてみたい」と思っている人がいたら、ぜひ一度声をかけてください。大事なのは、フレンドリーさと、まじめさ。それさえあれば、あとは一緒に学んでいけばいい。(…といってももう2026年の夏まで埋まっちゃってるんだけど…w)

Author

THE EVERGREEN HOSTELのオーナー・はづきです。 The owner of THE EVERGREEN HOSTEL.Thank you for reading our blog.