2025年1月4日。
ブルネイ旅行記 2日目:伝統と優雅さに包まれる一日
この記事は、ブルネイの観光を効率よく楽しむためのモデルコースとして参考にしていただければと思います。半日で主要な観光地を巡り、最後に贅沢なアフタヌーンティーで締めくくるという充実したプランです。時間が限られている方にもぴったりな内容だと思いますので、ぜひ自分の旅行プランに取り入れてみてください!
朝から期待に胸を膨らませて、Klookで予約した半日ツアーに参加。今日はブルネイの文化や歴史を学びつつ、ずっと憧れていた七ツ星ホテル「The Empire Brunei」でアフタヌーンティーを楽しむという贅沢な一日を過ごしました~~
こちらが実際に使ったツアーです:ブルネイ 半日市内観光・水上集落ツアー
ジャミヤシル ハサニル ボルキア モスク (Jame’ Asr Hassanil Bolkiah Mosque)
最初に訪れたのは、ブルネイ最大のモスクで、壮大な黄金のドームが特徴。内部には緻密な装飾が施されており、豪華さと静けさが融合した神聖な場所。遠くからも光り輝いていて、圧巻。一歩足を踏み入れると、静けさと厳粛さに包まれた空間に心が洗われるような感覚。ガイドさんがこちらの疑問にひとつひとつ丁寧に答えてくれたのも印象的で、「自国でタイルは作ってないですよね?」『イタリアから取り寄せてるんですよ。シャンデリアはオーストリアのSWAROVSKIのやつ。』などと質問するたびに色々答えてくださって、自然と勉強意欲が湧いてきました。
イスタナ・ヌルル・イマン (Istana Nurul Iman)
ブルネイのスルタンの居住地で、世界最大級の宮殿。普段は非公開。内部には入れないため、外から眺めるだけでしたが、それでもそのスケールには驚かされました。特にガイドさんから聞いた王族と国民の距離の近さというものに驚きました…。国王(スルタン)が国民に対してとても親しみやすく、国民もスルタンを心から尊敬しているということです。ラマダン明けの祭り期間中には一般公開され、国民が直接スルタンや王族に会うことができるという話を聞いてびっくり。こんなに豪華な宮殿がありながら、王族と国民が一体となる文化。だからこそ、王族がきらびやかな生活をしててもまあいいと断言できる、と。常に気をかけているという姿勢を示し続けてきたんですね。
スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク
ブルネイを代表するランドマークで、黄金のドームが輝く豪華なモスク。ボルキア モスク の父の代で建てられたものです。青空を映し込む湖面と白亜のモスク…が見たかったのですが、あいにくのお天気でした。絨毯はベルギーから、シャンデリアは英国から…18金や24金をふんだんに使った黄金のドーム。
ロイヤル・レガリア (Royal Regalia Museum)
ブルネイのスルタンの贅沢な生活や王室行事を紹介する博物館。贈答品の展示や、スルタン即位時に使用された黄金の大きな馬車が目玉。ブルネイの歴史と伝統を深く知ることができます。ここが、想像以上に面白い場所でした。各国から贈られた贈答品が一堂に会している展示は、日本ではなかなかお目にかかれない貴重なものばかり。特に贈り物の中に見覚えのある国の品を見つけたときは、なんだか親近感が湧きました。
ブルネイ芸術工芸センター (Brunei Arts and Handicrafts Centre)
ブルネイの伝統工芸品が展示・販売されている施設。銀細工や布製品などの工芸品が特徴的で、お土産を探すのにも最適…ということでしたが、個人的にはそこまで惹かれるものはなく、軽く見学して次の目的地へ向かいました。
今回は集合ツアーのはずが、たまたま私たちだけの参加だったため、実質プライベートツアーになったのがラッキーでした。こういう現地ツアーに参加できると、「英語をやっていてよかった」と心から思える瞬間が訪れる。これを実感出来るのって大事なこと。
マレー技術博物館 (Malay Technology Museum)
伝統的なマレー建築や工芸技術を展示。昔の水上生活や木造建築の再現があり、ブルネイの伝統文化に触れられる興味深いスポット。期待以上に興味深かった。ブルネイの自然や文化、科学技術の発展がテーマ別に展示されていて、どの展示も丁寧に作り込まれていました。普段あまり意識しない東南アジアの科学史や環境問題について考えさせられる機会になりました。
イスタナ ダルサラーム (Istana Darussalam)
ツアーの終盤、水上ボートに乗って見たのがイスタナ・ダルサラーム。この王宮は、いまの王様が生まれた時の王宮。庶民的です。
The Empire Bruneiでのアフタヌーンティー
ブルネイを訪れるなら一度は行きたい場所。「The Empire Brunei(ザ・エンパイア・ブルネイ)」は、ブルネイ・ダルサラーム国を代表する超豪華ホテルで、世界でも数少ない「七ツ星」として知られる存在です。
その豪華絢爛な佇まいにふさわしい格式高い空間で、今回はアフタヌーンティーを楽しんできました。アクセスは、さきほどのショッピングモール「YAYASAN」からDartで16ドルほどかかりました。30分弱みておきましょう。
ホテルに一歩足を踏み入れた瞬間、広がる大理石のフロア、そびえ立つシャンデリア、そして目の前には穏やかな海。ここが本当にホテルなのか!?!!まるで宮殿のような雰囲気に一瞬息を呑みました。エントランスからラウンジまでのアプローチも美しく、スタッフの丁寧な挨拶がさらに特別感を演出してくれました。
優雅なティータイムの始まり
午後3時、予約していたラウンジ席に案内されると、目の前には海を一望できる大きな窓。静テーブルに運ばれてきた3段のティースタンドには、見た目にも美しいスイーツやセイボリーが並んでいました。窓際の席から埋まっていくので、私たちはまんなかの方でした。とにかく広い。席が全部埋まるということはなさそうですが、いい席は先に埋まってしまうので注意。コーヒー・紅茶ともに6種類ぐらいづつ?だったかな。一品一品ゆっくり味わう贅沢な時間に、普段の忙しさを忘れてしまいました。
料理の感想
スイーツは見た目が華やかで期待以上の美味しさでしたが、特に印象に残ったのはセイボリー(塩味の軽食)。野菜だけを使ったホットディッ
シュが何とも深い味わいで、驚くほど濃厚。「これはどこかで味わったことがある…」と思い出していたら、以前ホステルに勤務していたインド人スタッフが作ってくれた料理に似ていることに気づきました。その話を母としながら、思い出話にも花が咲きました。
ブルネイの土曜日は平日ということもあり、ラウンジはかなりすいていました。東南アジアによくある観光地の喧騒とは無縁の静かな空間。
思わぬ会話の喜び
食事が終わった頃、ラウンジのマネージャーの女性と、もう一人の男性スタッフがテーブルに来て「いかがでしたか?」と声をかけてくれました。(こういうときにきちんと英語で会話でき、言いたいことが伝えられたことが、地味に嬉しい)
「特にホットミールが美味しかったです」と伝えると、「実は昨年からシェフがインド出身の方に変わって、ベジタリアン向けのメニューも工夫しています」と返ってきたのです。あの料理がインドの味に似ていると感じたのは、決して気のせいではなかったんだな・・・と、妙に納得。こうした小さなやり取りでも、自分の英語力が役立ったと実感できる瞬間は、学習のモチベーションにつながります。
The Empire Bruneiでのアフタヌーンティーは、豪華な空間、洗練された料理、そしてスタッフとの温かい交流が心に残る素晴らしい体験でした。まるで王室の一員になったような非日常を味わいながら、自分自身の英語学習の成果も感じることができたこの時間は、旅の中でも特に印象深いひととき。
ブルネイの伝統と豪華さ、そして優雅なひとときを存分に楽しんだ一日。次の旅先でもこんな特別な体験ができるといいな、と願いつつ、今日の思い出を胸にナイトマーケットに寄ってからホテルへと戻りました。