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冬のお祭り「神明市」

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冬のお祭り「神明市」

皆さん、はじめまして。スタッフのSakuraです。

突然ですがみなさんにクイズです!

「達磨」←この漢字はなんと読むでしょう?

 
…正解は「だるま」です!読めましたか?
さて私史上初の寄稿ですが、私のふるさと三原市で毎年2月に開催されるお祭りについてお話しようと思います。

今回私が紹介するお祭りは、毎年2月第2週の金・土・日に行われている「神明市(しんめいいち)」というもので、地元では「神明さん」とも呼ばれています。このお祭りは、夏祭りのような「夜に行われて花火が上がる」という形ではなく、「お昼前から始まり午後8時には終了する」というどちらかと言えば市場に近い形のお祭りです。場所は三原市で開催され、広島市から1時間20分ほどです。その三原駅の裏にある東町の、普段はなんの変哲も無い一本の長い道で行われます。お祭りの日はその道の両側に所狭しと屋台が並んでおり、人でごった返しています。多くの人で賑わうこの道をまっすぐ進むと、大きなだるまが頭上に鎮座しているのが見えてきます。このだるま、実は日本一大きなだるまだそうでその迫力はやはり日本一です。ただ、最近新調されたので、まだ見慣れないという人もちらほら。。。
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そもそもなぜこのお祭りが始まったかというと、神明祭という伊勢神宮を祀るお祭りが関係しているそうです。それはむかーしむかし室町時代に、港町として栄えていた三原の地域でも神明祭が行われていたそうです。そこで地域の人々はそのお祭りに乗じて、物産市を開いたとされており、このことが起源となり今もお祭りとして残っている、という事なんだそうです!(諸説あり)
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さて、先程日本一大きなだるまのお話をした事で察していただけたかもしれませんが、実はこのお祭りの主役は「だるま」なんです!!

あまり有名ではないですが、三原の伝統工芸品の一つに「三原だるま」というものがあります。この三原だるまは普通のだるまと比べると、丸型というよりは縦長の楕円形をしています。そして、頭には水玉のハチマキを模した柄、中に鈴や小石が入っており、音がなるというのが三原だるまの特徴です。

(余談ですが、この「三原だるま」と、三原で夏に開催される「三原やっさ祭り」という二つを掛け合わせたゆるキャラ「三原やっさだるマン」が約4年前に誕生し、なんと昨年はシネマデビューも果たしました。興味があればぜひチェックしてみてください。)

このだるまは神明市の数カ所で売られており、大きなだるまは1500〜2000円で、小さいだるまは300〜500円で買うことができます。ここで売られているだるまは三原だるまではないものも多くありますが、この機会に是非ひとつ買ってみて下さい。目を描くために何かひとつ年内に達成したい目標などを立てるのも楽しいですよ。

私も例に漏れず神明市に行ってきました。昨年と違う点では、最近はKPOPも再熱しており、トッポッキやヤンニョンチキンなど韓国料理のお店が目立ちました。その中でも私はアメリカンドッグのチーズ版、チーズハトックをいただきました!もとよりチーズが大好きなので一度食べてみたかったのもあり、チャレンジ、500円でした。出来立てでアツアツ!チーズが伸びてとても美味しく楽しかったです。また、大行列を作っている、たい焼き屋さんのたい焼きもいただきました。あんこがぎっしりで最後まで美味しい!行列のできるわけがわかります。
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三原市は昨年度の西日本豪雨災害で被害にあった町の一つです。まだまだその傷は癒えておらず、これからも協力して復興していかなければなりません。このお祭りも三原の人達を元気にする為に一役買ってくれているのではないでしょうか。

今年のお祭りは終わってしまいましたが、来年また一年後も同じようにあるはずですので、ぜひ広島市から足を伸ばして訪れてみてください。

Author

THE EVERGREEN HOSTELのオーナー・はづきです。 The owner of THE EVERGREEN HOSTEL.Thank you for reading our blog.