【チェンライ観光】ワット フゥアイプラーカン วัดห้วยปลากั้ง(พระอาจารย์พบโชค) จ.เชียงราย タイ北部での長期滞在のオススメポイント
チェンライに長期滞在する中で、「ここはぜひ行っておいた方がいい!」と思った場所がある。それが、ワット フゥアイプラーカン(วัดห้วยปลากั้ง)。
チェンライ市内からバイクで北西に30分。地図上では20分の距離だけど、案の定、途中でちょっと迷ったり脇道に入ってしまったりするのも旅の楽しみということで(笑)、実際は30分ほどの道のりになりました。
目次
タイ国内最大級の観音像!見上げるほどのスケールに圧倒
この寺院、まず目を奪われるのが巨大な観音像。
高さはなんと69メートルで、タイ国内でも最大級とのこと。真っ白で滑らかな外観は、どこか荘厳でありながらも優しげで、遠くからでも圧倒的な存在感を放っています。
正直、最初見たときは「これ、写真で見るより全然でかい…!」と声が出た。
近くまで行って見上げると、そのスケールに圧倒されてしばらく立ち尽くしてしまいます。
観音像の足元には入り口があり、内部にはエレベーターで登れる仕組みになっています。ここもまた驚きポイントのひとつ。仏像の中に入って上がるって、なかなか日本では体験できないですよね。
エレベーターで23階へ!目の前にチェンライの大パノラマ
エレベーター利用には40バーツ(約160円)の料金がかかりますが、それに見合う…というか、それ以上の価値がある。エレベーターの係員さんが、めちゃくちゃ感じのいい笑顔で迎えてくれて、丁寧に説明してくれたのが印象的でした。タイのこういうあたたかい接客、好きだなあって思う瞬間。
23階相当まで上がると、そこはもう“天空”。窓の外にはチェンライの穏やかな平野と山々が広がる大パノラマ。市内の喧騒から少し離れて、静かに広がる緑の風景を見ていると、不思議と心も穏やかになります。高いところが苦手な人でも、ぜひチャレンジしてほしい。外に出たりするわけじゃないので安心だし、なによりこの眺めはここでしか味わえない。
本堂も仏塔も圧巻の美しさ。細部まで見どころ満載
観音像だけでなく、周囲の建築も見応えがあります。例えば、本堂と仏塔も真っ白な外観で統一されていて、まるでテーマパークのような清潔感と幻想的な雰囲気があります。でも決して軽い感じではなく、きちんと信仰と伝統に根差している感じがするのが不思議。タイの仏教建築って、ひとつひとつが芸術品のよう。色も形も大胆で、それでいてどこか柔らかい。見れば見るほど、好きになるんですよね。
「寺院=歴史的建造物」という概念を覆される
このワット フゥアイプラーカンを訪れて感じたのは、「新しい寺院って、こんなに面白いんだ」ということ。
日本では“お寺”と聞くと、歴史が深くて、何百年も前に建立された…というのが前提のような気がします。でもチェンライの寺院の多くは比較的新しいものが多くて、建築中だったり、まだ進化の途中だったりすることも珍しくありません。
「新しく寺院を建てる」って、日本人的にはすごく不思議な感覚。お寺って“保存するもの”という意識があるから、まったく新しい信仰の場をゼロからつくるっていうのは、どこか文化的な違いを感じて興味深いです。
でもそれこそが、信仰が“今”も生きている証なんだろうなと思います。過去の遺産ではなく、現在進行形の信仰。その空気を肌で感じられるのが、タイの寺院巡りの魅力かもしれません。
チェンライ滞在に余裕があるなら、絶対におすすめ!
チェンライって、どうしても「ホワイトテンプル(ワットロンクン)」の印象が強いと思うけど、実は他にも見応えのあるお寺がたくさんあります。このワット フゥアイプラーカンもそのひとつ。市内からちょっと離れてはいるけれど、半日あれば十分に楽しめるし、バイクを借りて風を感じながら走るのも気持ちがいい。時間に余裕があるなら、ホワイトテンプルとセットで回るのも◎。
とにかくスケールの大きさと、細部の美しさ、そして“今生まれ続けている信仰”を感じることができる、ちょっと特別な場所でした。チェンライに滞在するなら、ぜひ訪れてみてください!