こんにちは。オーナーのはづきです!
今日はアメリカに留学したMiyakoちゃんに、留学先での経験をインタビューしたときのあれこれ。
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自分は留学はしたことがなく、大学生のときも留学したいと思ったことがあまりなく…
あと、日本にいながらにして普通にペラペラ話してる友達が近くに複数いたので、語学の目的だけでは留学したくないなと思ってました。
法律学科にいましたが、まじめに法律を追求するモチベーションもさほどなかったので、留学したとしてもちゃんと勉強しないだろうことが明白だったとも言えます。笑(学友たちは超優秀でみんなロースクールなどに行き法曹に。笑)
最近になって保護者とお子さんが一緒に参加する「親子留学」プログラムなるものを知りました。
たしか以前働いてくれてたSakiがフィリピン留学から帰ってきたときに、「最近は親子留学なんかもありますしね」なんて軽く会話に出してくれたことがきっかけだったと思います。え~親子とかあるんだ~と、一瞬で面白そうだなと思いました。親は語学学校もしくは正規学校に通い、子どもは託児所・保育園・幼稚園・小学校のいずれかに通学するのが一般的らしいです。なんじゃそりゃ~楽しそうすぎる~~~。
ただ難しいのは、自分は外国で現地の暮らしをすることにモチベーションがあるけれども、子供はそこまでの気持ちじゃない(ことが多そう)ってとこでしょうか。それなりに親子できちんと話し合いができるぐらいの年齢になったらやってみたいなあと思ってます。がどうなることやら。まだまだ先ですかね。
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さて、自分に少し留学に興味が出てきたところで、身近な留学先輩Miyakoに色々聞いてみました。
【Miyakoの留学について】
★行った先はアメリカ
★大学のプログラムで行った(留学しないとその学部の単位が取れない)
★メキシコ人のホストファミリーが迎えてくれた
目次
Q:ぶっちゃけ留学行って一番変わったことって何?
Miyako「トータルの生活力ですね。」
なるほど。生活力。たしかに留学は楽しいことばかりではなかったはず。外国で暮らすというのは言葉はもちろんのこと、慣れない環境で戸惑うことも多かったと思います。文字通り毎日が新しい経験の連続で、感動・驚き・困難の連続だったでしょう。
Miyako「自分がホームステイしていた家、すごいオープンなんですよ。物理的にオープン。いつも窓全開で。ガンガン虫入ってくるんですよね。ねずみとかも良く出るし。ハエ常時いるし。そういう環境自体も初めてだったんで、総合的な生活力が上がったと思います。笑 洗顔用ネットの中からでかい茶色い虫が出てきたときに”ああもうダメだこのネット”って思ったりしたのも思い出です。」
網戸とかないらしいです。あとMiyakoは実家暮らしだったので、そこから出て自活するという意味でもきっと大きかったと思います。
Miyako「洗濯物とかももちろん全部自分でまわしてました。友達は真っ白だったシャツが真っピンクになっちゃったりしてました。もうまるではじめっからピンク一色だったかのようになってました。笑」
マメ知識:首や腕に日やけ止めを塗っていた場合、衣類に付着した日やけ止めの成分の一部が、塩素系漂白剤と反応してピンク色に着色することが。
Q:初めからエンジョイできた?なにかハードルがあった?
Miyako「最初の週末にホームパーティーがあったんですね。だんだん時間も深まってきて、みんな踊りだすんです。メキシコ系の家族ってことも大きいと思うんですけど。踊る文化って日本にないじゃないですか!だから私ソファでもじもじしてたんですよ。そしたらとてもやさしいホストファザーがMiyakoも踊ろうよって引っ張ってくれてやってみました。なんかそういうのを経験してひとつ気持ちのハードルを超えたなと思いました。」
そうそう!そういう話が聞きたかった!なんかこう一皮むけるというか、語学的なことでなく”精神面で”解脱するタイミングがあると思うんですね。笑
しかし初めのホームパーティーで解脱できたなんてすごい。かなり早いほうなんじゃないかな?
Miyako「あとそのパーティーにものすごいキョーレツな日本人が来てて。25ぐらいの、やはり留学中の女性なんですけど。入ってくるなり”What’s up men~?!”みたいなテンションなんですよ。完全に馴染んでる。染まってるんですよ。現地に。圧倒されました。で、彼女寿司とか握りだすんです。笑 そういう印象深い出会いも多かったです。」
面白過ぎる。
Q:留学前から英語話せた?
ホステルでの接客時もかなり流暢にMiyakoは英語話しています。発音もきれいに聞こえます。で、やっぱり気になるのは語学のこと。
Miyako「もともと基礎的な英会話の力はあったと思います。Youtubeとか観たりして。でも文がいつも短かったと思います。シンプルな構造の文章で話してるなという感じ。留学してからは、もう少し詳しく説明することができるようになったと思います。」
もともと話せた、ときちんと言えることがまず素晴らしいなと感じます。すこし遅くてもちゃんと文章で話せているのに、You speak good English!とか言われた時に否定する日本人が99%だからです。笑 余談ですが、とんでもないアクセントでも、とんでもない文法でも、ノリで押し切る感じでもI can speak English. と胸張って言ってる東南アジア人を見てからは、私もI can speak English.と言えるのかなと思うようになりました…
さて、文章を長くして詳細の説明ができるようになった、というのは例えば関係代名詞(who とかwhichとかで名詞を修飾する)とかをスムーズに使えるようになったとかそういうことです。例を挙げると、以前だったらHere is the paper. I bought it for you. と2文に分けて言っていたのを、Here is the paper that I bought for you.(ここに、わたしがあなたに買った紙がある。)のようにスラスラっと1文で発言できるようになったということです。
もちろん短文でも困ることはないですが、どうしても色々説明するときは日本語でも少し長めの文章になっていく…というのはよくあることかと思います。こういうのをスムーズにできたらワンランク上のレベルになれたのかな と思えるでしょうね〜!
もともと英語が話せるということで、決して語学のためだけでない留学が彼女はできていたのではないかと推察します。理想的…
Miyako「あとは、ヘンな間が少なくなったように思います。」
なにか単語を思い出そうとする、動詞の活用はなんだっけ、どうやって疑問文にするんだっけ…慣れないうちはたくさん沈黙=Pauseができてしまうもの。しゃべり続けられるというのはすごいことだと思います。わたしはいまだにPauseだらけです。特に雑談が一番難しいのよ…
Q:今後の語学的な課題はなんですか?
Miyako「そうですね、まだネイティブの英語は聞けない(リスニングがついていかない)ときがあるので、そういうのを減らすこと。あとは対等にネイティブと話すことですかね。まだどうしても(英語の)会話において受け身であることが多いような気がするので。将来的にカリフォルニアかニューヨークに住むのが夢なのですが、そしたら部屋の契約とか保険のこととか全部そういう会話も一人でやらないといけないじゃないですか。そういう時に堂々と対等に交渉しなきゃいけないなと思います。」
Miyako「あとは政治的なことだったり、そういうことに対して1個人としてちゃんと意見をもたないとなと思いました。ホストファザーに言われました。”日本人はどうしてみんなそんなに政治に関心がないの?いろんな質問をしてもみんなI don’t knowっていうんだよね。”って。本当にそうですよね。宗教のこととかも。語学の問題じゃなくて、自分に意見がないからうまく入れない会話というのもあるな~と感じました。」
わかります。
というのもわたしもまさに自分自身についてそう思っています。日本語だろうが英語だろうが、論じることができないんですよね。知識不足というか関心不足というか。だからラウンジでお客さん同士が深い話をしているときにスッとフェードアウトしたりしています…堂々とテーブルについて議論の輪に入れる日が来るのか…
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Miyakoは強い意志をもった気取らない女性です。物腰は柔らかいが、ヘラヘラしてない、自分に芯がある感じ。また来年の夏も来てくれたらいいなあ…
とりあえず今度カラオケで彼女の美声を堪能してきたいと思います!笑
楽しいお話をどうもありがとうMiyako~~✨