ちょっと広島から離れた場所の紹介です。
現在世界中で日本文化の「マンガ」が大ブーム中ですが、その原点に近づくものです。テーマは「妖怪」!
1000年も昔から、日本には妖怪(幽霊とはちがうんですね)いうものが現在まで伝わってきました。これは日本の「九十九神(つくもかみ)」という、物にはすべて神様が宿っているという考えからうまれたようです。一時期世界的ブームになった「モッタイナイ」の精神もここにあるのかも。
そこから、だんだんと大人の畑仕事中に子どもが1人で危ないところに行かないようにするために「妖怪がでるよ!」と脅したり、教育したりするために現在まで妖怪が生きています。
さて。その妖怪のとりこになってしまったある男性が…それが『ゲゲゲの鬼太郎』の作者「水木しげる」です。この水木しげるさんの妖怪の世界をつくり上げた所が鳥取県境港市にある「水木しげるロード」「水木しげる記念館」です。
広島からのアクセスは、バスセンターからの高速バスの利用が最安です。
境港駅に着くと、そこからまっすぐ「水木しげるロード」が始まります。….ん、なんかちょっと磯くさい。笑 日本海沿いなので、タクシー使って漁業市場まで行って新鮮な海鮮丼を食べるのもいいですよ!
歩き始めて早々に、いきなり鬼太郎にバッタリ!妖怪が街中をフラフラしているなんて、とんでもない街だ!!車ほとんど通らないから歩行者天国状態。お土産屋さんもいっぱいあります。
至る所に、妖怪たちが・・・いっぱいいます!お目目ぱっちりで可愛い妖怪も・・・でもあなたは誰??わからなくても大丈夫。今はやりのQRコードが妖怪たちにはついているのです!!ちょこちょこ勉強しながら進んで行きましょう・・・って数が多すぎて全部の妖怪のQRコード読み取っていたら全然前に進みません。笑 素通りするのも大切!
やっと記念館に到着!駅から結構歩きます。スニーカーと汗拭きタオルとうちわ必須ですね。記念館では、水木しげるさんの生い立ちと、『ゲゲゲの鬼太郎』の登場人物の紹介、そして日本全国の妖怪を紹介しています。入場料大人700円!タイミングが合うと、妖怪たちがお出迎えしてくれます。鬼太郎・ねずみ男・砂かけ婆・ねこ娘とサラリーマンのなんとかさんが街を歩いています!妖怪さんたち優しいので、カメラ持っていると近づいてきてくれます。
記念館内では水木しげるの漫画も読めます!好きな人はここだけで沢山時間過ぎちゃいますね!その後、記念館らしく水木氏の生い立ちの紹介があり、ふむふむと読みながら進んでいくとだんだんと怪しい雰囲気に。
わくわく。妖怪ワールドについに突入です。「妖怪広場」「妖怪洞窟」と「妖怪庭園」と、妖怪にどっぷり浸れます。日本各都道府県の妖怪のマップも・・・広島の代表的な妖怪もちゃんと紹介されてますよ!広島駅前の猿猴川に潜んでいるようです。古いお化け屋敷のようにたくさんの妖怪の人形たちがいます。
妖怪って怖いイメージがありますが、等身大の人形をみると可愛らしく、なにか私たちに話しかけてきてくれているように感じます。また、ひとりひとりの妖怪の性格特徴を学んでいくと、自分の悪い癖や人間誰しも持つ欠点を指摘され、注意されている気分になります。文化伝統を学ぶことって自分自身を見つめなおすことにもつながりますね。ちょっと遠いけど、もし興味が出たら、ぜひ行ってみてください。境港は日本海のおいしい海鮮も食べられますのでとってもおすすめです!
水木しげる記念館 http://mizuki.sakaiminato.net/