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せっかく本を持っていったが旅先で一文字も本が読めなかった話 – 読書って体力いるよね?

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せっかく本を持っていったが旅先で一文字も本が読めなかった話 – 読書って体力いるよね?

私は旅が大好きなホステルのオーナー・はづき。今日は、ウズベキスタンに行ったときのちょっとした失敗談をひとつ。

7泊9日で行ってきたウズベキスタン旅。すごく楽しかった!見たことない建物、出会った人たち、全部が新鮮で、心がワクワクしっぱなし。でもね、移動をつめすぎた。夜行列車乗ったり、朝5時前に起きて空港行ったりして、睡眠時間は不規則でめちゃくちゃ。正直、体力的にはけっこうキツかったかもしれない。

そんな旅に、私は2冊の湊かなえの文庫本を持っていったんです。旅先で読むの楽しみにしてたし、移動が多いから時間はたっぷりあるしなーとかホテルでのんびり読もうかな〜って。でも、結果はというと……なんと一文字も読まずに帰国。え?私、本読めない体になった?って自分でもビックリ。ただの重りになっちゃったじゃんwww

そのくせ、飛行機の中では映画を4本も観た。どれもちゃんと集中して観られたのに、なんで本だけ読めなかったんだろう?って考えてみたら、たぶんこれ、「読書って意外と体力いるんだな」っていう結論にたどりつきました。

本を読むって、実はかなり“能動的”

音楽はただヘッドフォンつけてればOK。映画も、流れてくる映像をただ観てればOK。音もあるし、映像が語りかけてくれるから、よっぽど込み入った話でなければこっちはぼーっとしてても話に入っていける。でも本って、文字を読んで、場面を想像して、感情を動かして…って、めっちゃ頭使う。たぶん、寝不足の旅人にはハードル高すぎたわ。笑

いや、でも毎回失敗してるわけじゃなくて…ちゃんと読めた旅もあるんだよな〜。行き慣れた台湾とか東南アジア方面だと毎回1冊は読めてるんだけど。

文庫本って…意外と重い。

2冊で300〜400gくらいだと思うけど、リュック1つの旅にはまあまあ重く感じる。取り出すのもなんか面倒で、「あ〜、読もうかな〜…やっぱいいや」ってなること多かった。次からはKindleとかだけにしようかなって本気で思った。軽いし、バックライトあるし。でも紙で読みたいんだよな〜 電池気にするのもだるいし、割れないか心配しながらリュックをそーっと置くような気配りできないし。

旅先では“読む”以外のインプットを、と割り切ってもよい

今回、本は読めなかったけど、現地の景色、人とのやりとり、映画からもいろいろ感じたし、ぜんぜん無駄じゃなかった。むしろ、そっちのほうが頭にも心にも残ってるかも。

読書って、実はちょっと贅沢な時間なのかも?

落ち着いた環境、ちゃんと寝不足じゃなく、何にも追われてない時間。心身ともに整ってないと小説はなかなか読めない。きちんとコンディション整ったときに読む本って、すごく沁みるじゃないですか。旅の途中に「さあ読むぞ!」ってテンションになるには、やっぱり心身ともに余裕が必要なんだなーってしみじみ思った。笑

次の旅では、もうちょっとゆるめの予定にして、本の世界にもちゃんと旅できる時間、作れたらいいな。

Author

THE EVERGREEN HOSTELのオーナー・はづきです。 The owner of THE EVERGREEN HOSTEL.Thank you for reading our blog.