書くのが遅れてしまいました。先日、ものすごく久しぶりにTOEICを受験しました。 受験したのは2025/1。
最後に受けたのは社会人になってすこししたあたりの頃で、もう10年ほど前?になります。そのときの最後のスコアは830点。過去最高記録は大学在学中?かなんかの910点でしたが、そこから長らく受けることもなく月日が流れました。
今回ふとしたきっかけで、再びTOEICを受けてみようと思い立ちました。正直、テストのためにバリバリ勉強したという感じではなく、どちらかというと「今の自分の実力ってどれくらいなんだろう?」という確認の意味合いが強かったです。
実際に受けてみてまず感じたのは、「あれ、長文問題こんなに長かったっけ?」ということ。リーディングの後半では、文字量の多さと情報処理のスピードが問われる構成になっていて、かなり集中力を試されました。形式自体は10年前と大きくは変わっていませんでしたが、体感的にはより「長く・深く」なった印象です。…とかそれらしいこと書いてみたけどもしかしたら昔からこれぐらいだったかも?忘れちゃいました。
やった対策
そんな中でも、自分なりにちょっとした対策はしました。いくら 今の実力を試す と言っても その結果が散々なものだったら傷つきますから笑、やっぱりそれなりの復習は必要だと思って…。
まずは、単語の見直し。TOEIC向けの単語帳アプリを使って、通勤や寝る前などのスキマ時間にサクッと復習。これだけでも、だいぶ単語のスピード感が戻ってきた気がします。買い切りのアプリで数百円でした。無料アプリって広告の時間が本当に無駄だしこういう買い切り型だったらわたしは積極的に課金しますよ。 ↑単語だけじゃなくリーディング問題に総合的に強くなるようなものでした。間違えた問題だけを復習できるのもよし!シンプルなUI です。
そして、Duolingoの英語→英語コースも活用しました。日本語で学ぶのではなく、英語で英語を学ぶ形式の発展コースで、最終的には「これ以上レッスンがありません」と表示されるところまでやりきりました。ちょっとしたゲーミフィケーションのおかげで飽きずに続けられたのが良かった本当にあのアプリのキャラの可愛さったら。
この英語→英語コースというのはDuolingoに割と最近追加されたコンテンツらしくて、日本語の訳文をあえて付けず、より英語環境に近い体験ができます。英語だけを使ってすべての練習問題に取り組むということは、これまでに身に着けた英語を実際に使ってみるってことです。ただそんな構えなくても全然大丈夫。中学英語ぐらいのレベルが身についてれば取り組み出せるし、段々ステップアップできると思います。
あとは必ず受験前に行うのが公式問題集。2回分の模試を実際と同じ時間内で解いてみることもしました。これが一番リアルな練習になった気がします。
一番の壁は「集中力」
でも実は、今回私にとって一番のハードルは「英語力そのもの」よりも、2時間ずっと座って集中すること…でした。
久しぶりに“机に向かってがっつり勉強する”という感覚を思い出しました。ホステル業務では身体を動かすことも多いし、ずーっと座って何か1つだけ取り組む、というスタイルからは遠ざかっていたのかもしれません。ベンチャーの仕事でも2時間全くおなじ業務をすることは稀です。
でもこの「2時間の集中力をどう保つか」という感覚って、実はTOEICに限らず、どんな試験や知的活動にも必要なもの。だからこそ、今回の挑戦は自分にとってすごく意味があったと思っています。
リスニング力は“日常の中で勝手に育ってた”
英語力そのものに関しては、実はそんなに心配していませんでした。
というのも、この9年間、ホステルの開業から運営まで、英語でのやりとりが日常そのものだからです。スタッフとのコミュニケーションも基本英語、お客様との会話も英語、毎日英語を聞き、話している生活を送っていれば、知らず知らずのうちにリスニング力や表現力は維持されていたように思います。なんといっても毎月新人を英語でびしばし育てなくてはならないのですから。。。笑
また、Instagramのリールは欧米系のコンテンツばかり表示されるアルゴリズムになっているので、自然とカジュアルな英会話表現にも日々触れています。
これが地味〜〜〜にすごく効果があって、ネイティブのスピード感や言い回しに慣れている実感がありました。しかも全部無料。SNSって、使い方次第で本当に良い教材になると思います。いい時代だよほんと。
そして…スコアはまさかの955点!
というわけで、あくまで「今の自分の実力を知るため」の軽い気持ちで受けたTOEIC。
ところが結果が出てみてびっくり…なんと、955点という自己ベストを大幅に更新する結果に!
正直、スコアだけが英語力を表しているわけではないとは思いますが、やっぱり数字で“見える化”されると嬉しいものです。そしてたぶん、これ以上を目指す気力もあまりないので(笑)、ひとまずTOEICに関しては「もう十分!」という気持ちで満足しています。どこか企業に提出するわけでもないしね。
今の私は、英語でホステルの仕事ができること、現地ツアーのガイドさんの話がわかること、英語を通じてたくさんの人とつながれることのほうがずっと価値があると感じています。 スコアも大事だけど、それ以上に「言葉で人と通じ合えること」こそが語学の醍醐味。
というわけで、10年ぶりのTOEIC、ちょっとした挑戦と、日々の積み重ねが実を結んだ嬉しい経験でした
【こぼれ話】ただ一つ、いつも心のどこかで感じてしまうジレンマもあります。
TOEICのスコアは、数字としては「英語が得意な人」というカテゴリーに入るのでしょう。だけど、いざ英語で誰かと話しているときに、「あれ、私ってこんなに表現の幅が狭かったっけ…?」と、自分の言葉の引き出しの少なさにがっかりしてしまう瞬間があるんです。
相手の話はわかるのに、返す言葉がシンプルすぎたり、同じ言い回しばかり使っていたりして、「これじゃあスコアに見合った英語力とは言えないな」と自分自身に思ってしまう。
スコアは高いのに、話す自分は全然スマートじゃない――そんなギャップに、もどかしさを感じることがあります。ということで目下話す時の表現の幅とかナチュラルさを目標に日々雑談をしています。。。