急こう配の坂を見に行こう!?意外な事実を目にすることに。
見よ、この急こう配。
数年前に観光ガイド本で見てずっと本物を見たいと思っていた小さな夢が叶いました。
コマーシャルにも使われているらしい鳥取県の「江島大橋」です。
ジェットコースターみたいな急こう配に惹かれませんか?
実際に見てみたいと。
そんな好奇心をどうするべきか当時考えたのですが、
見に行くにも自家用車を手放したため、まず簡単には行く手段がない、
イコール、いつか行けたらいい場所の私のリストに即入れしまっていました。
そんなおり、境港に行く機会が舞い込んできました。
「もしかしたら行けるかも」と境港に行く前日にひらめき、観光情報に詳しいであろう境港市の「観光センター」に早速電話をし、行き方を聞いてみました。
まずは、重要な下記の有力な情報を入手することに成功。
その有力な情報とは、私が気になっていた江島大橋は鳥取県の境港市と、島根県の松江市を結んである橋であり、
境港市側からはあの急こう配は見えないとのこと。
ですので、とにかく橋を渡って松江市側に行かないといけないことが発覚。
そうするためには境港市内を通っている「はまるーぷバス」を利用し境港市側の橋のふもとに行き、
そこから歩いて松江市と境港市を歩いて往復できることも分かりました。
そして当日。
頂いたアドバイス通りにはまるーぷバスに乗車、
江島大橋に一番近い「旧かたおか本店前」のバス停に到着、
そこから10分ほど歩くと江島大橋の境港市側に辿り着くことができました。
ちょっぴりラッキーなことに、橋の途中から歩道に入ることができる近道を発見。
そこから橋の歩道橋に行くことができたので、 あとはひたすら松江市側に向かって歩きました。
天気は少し曇っていたのでくっきりした景色を楽しむことはできなかったのですが、
それでも橋の高さがあるので、歩きながら見る景色はきれいでした。
うっすら大山も見えました。
そうやって景色を楽しみながら一番高い位置に到着。
ここからがあの急こう配、息を弾ませながら歩き進みました。
どれだけ急なのだろう、雑誌で見た橋はほぼ真っ直ぐ下に向かっている感じ。
ジェットコースターでいうと真っ逆さまに落ちるまえのような。
抑えられないほどの期待感も高まったのですが、
しかし・・・
あれ、何だか違う。
坂といえば坂ですが、
これまでに経験したことがない程の急こう配かというとそうでもない。
いやいや、松江市側の橋のふもとに着いて振り返るときっとあの急こう配が見えるはず、
と半ば言い聞かせながらも目的地の江島大橋のふもとに到着。
歩きながら振り返りながら江島大橋の景色も確認しつつです。
結果、写真を見てもらうと分かるのですが、
肉眼、体感であの急こう配を感じることができないのはおろか、
数枚写真を撮っても、到底あのような橋には映らない。
江島大橋の松江市側のふもとからさらに歩いて松江市側に行ったのですが、
状況は変わりませんでした。
まとめとしては、江島大橋は、
高性能のカメラで撮影する、
プロが撮影する、
かなり角度を考えて撮影しないとあの私が本で見たような写真は撮れないのではないか、
ということです。
いやいや、私の撮影技術だと同じような写真が撮れる、
そんな方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
晴れた日には、とてもきれいな景色を観ることができそうですし、
夜のライトアップした状態であればまた違った景色を楽しむこともできそうです。
私はというと、気になっていた急こう配の橋を肉眼で見た、
という達成感だけは得ることができました。
また、この先気になる「もの」や「こと」があったらばなるべく早く見に行こう、経験しに行こうと好奇心がわいた後の行動について考えさせられた江島大橋体験談でした。