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宮島散策1

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宮島散策1

こんにちは。
ダニーです。
 
先日、宮島へ行ってきました。
今回は宮島の歴史に触れてみようとのことで、厳島神社や弥山登山ではなく、宮島に住む人たちの生活触れながら、住宅街を歩いてきました。
 
その昔、宮島はとても貧しかったようです。
江戸後期の僧 誓真さんが住民の方々のためにと井戸を掘りあててくださったのだとか。
島内に掘り当てた井戸は10か所はあったようです。現存する井戸は4か所あり、ここから分岐して各ご家庭に水を配る水道になっていると聞きました。
見て回るのも楽しいと思いますが、どれも私有地にあります。
見学の際には、住民の方々のご迷惑にならないようご配慮をお願いいたします。
 
昔の技術も道具も限られた時代に、この小さな島で、井戸をいくつも掘り当てるなんて・・・
そうそう簡単にできることではありません。
 
誓真釣井は宮島のフェリー乗り場を出て、すぐのところにあります。宮島にきたときは、いつも前を通っているはずでしたが、今まではその存在に気が付きもしませんでした。
今もひっそりと路地裏に残っている井戸は、島民の方々の生活の要になっているとのこと。
※この井戸だけは飲料OKです。
どんな思いで掘っていたのか、そのときの風景を想像するだけで何となく切なくなります。
さて、次はちょっとした小高い丘に登ります。
小さな島だけど、島だけあって、アップダウンは激しいと思っていましたが・・・・やっぱり激しかった(笑
急な丘を登りきると、フェリー着き場も眼下に見下ろすことができます。
風も気持ちいい!!
今までは、参道を通り、厳島神社、そしてその先の弥山にと歩いているコースばかりでしたが、歩きなれたはずの道を一本入るとこんな落ち着いた場所に出るなんて・・・!
小高いところはベンチも用意されていて、小休止するにはちょうどよい場所でした。
サクラの木もあったので、春にはお花見によさそうです。知る人ぞ知る場所なのかもしれませんね。
 
その後も路地裏を進んでいくと・・・・「小路 鬼遊(おにごっこ)」と書かれたプレートがフェンスに掲げられていました。
へぇ、おにごっこって、こういう漢字なのか。そして、この路地を地元の子たちが声を上げて走り回る姿を安易に想像できて、微笑ましくなりました。
と言っても、今はそんな風景ももうないのかもしれませんが・・・
誰が書いたのか、その素敵なネーミングセンスに脱帽です。
一瞬、お店があるのかと思って、その先をのぞき込んでしまいました(笑
 
その後に先述の僧侶・誓真さんが、島民の方の収入確保のために、しゃもじを作る産業を始められたとか。
しゃもじ自体は、厳島神社までの参道に続くアーケード街などでもよく見受けられると思います。お土産屋さんの一角にしっかりと鎮座していますよね。
今回は、路地裏でひっそり営業されているお店にお邪魔してきました。
本当には中に入って工房も見学させていただきたかったのですが、外部の人間を招いて見学できるようにするには、整えたりする必要があるようで・・・・
何かあったら大変ですものね。分かります。
高校時代の文化祭、食べ物を出すってだけで色々と手続きがあって面倒だった覚えが・・・・って、ちょっと違うか。
 
お店前に立つと、ふんわりと木のいい匂いを感じられました。
どうしても、プラスチックの方が丈夫だし、ずさんに扱っても壊れることもあまりないし・・・と、手に取ってしまいがちですが、木のしゃもじもいいなぁなんて思いました。
おたまのような(それにしては小さすぎるような)スプーンのような(それにしては大きすぎるような)汁ものをすくう道具が気になりました。
ジブリ映画に出てきそうなかわいらしいフォルム。気にはなったものの、これ、ダニーはすぐにカビさせてしまうような気がして・・・・断念です。

Author

THE EVERGREEN HOSTELのオーナー・はづきです。 The owner of THE EVERGREEN HOSTEL.Thank you for reading our blog.