留学体験記のInstagram投稿を見て、留学体験記について書いてくださったスタッフJulieのお友達。ありがとうございます♪　たまたまわたしと同じお名前のはづきさんがアツく書いてくれました。めちゃくちゃ参考になることばかり!!

「はづき」さんの体験

福岡女子大学　国際文理学部国際教養学科4年
交換留学2023/1-2023/12 アテネオ・デ・マニラ大学（フィリピン）

①留学を決めたきっかけ

海外留学や旅行をしていた父の影響で小さい頃から海外に興味があり、外国人と話したり、海外に行くことにずっと興味がありました。大学に入ってすぐコロナが始まり一度諦めた海外。でも「このままじゃ大学生活を終われない」と思い、何か海外に関わるプログラムに参加したくて在外公館派遣員や日本語パートナーズ、そして留学を視野に入れるようになりました。これらの中で留学を選んだ理由は、「アカデミックな英語で学びたい」からです。海外留学をしていた父のアドバイスを受け、カジュアルな英語からステップアップして、アカデミックな英語で世界について学びたいと思うようになり、留学を決意しました。

②留学先は具体的にどのようなポイントで選ぶことが大事ですか？

留学先を選ぶポイントとしていくつか挙げられますが、やはり自分の興味関心のある国、縁のある国を選ぶのが後悔しないのではないかなと思います。私が留学先をフィリピンにした理由は、大きく３つあります。
一つ目は学術的な理由で、私の専門分野に関する国だからです。私は移民について学んでいるので、世界中に移民送り出すフィリピンで学んだり生活したりすることは、今後の私の学びに大きく活かせると考えました。
二つ目は、他国に比べフィリピンの生活費や物価が安いからです。交換留学の協定先にはヨーロッパやアメリカもありましたが、向こうでの生活を考えたとき経済的に難しいなあと。加えて、周囲にヨーロッパ留学に行く学生が多く、彼女たちがシェアする景色になんとなく「素敵やけど私はここじゃないなあ」とフィーリングで感じ、また「定番」のアメリカ留学にはあまり惹かれませんでした。ちょっと変わったところに行きたかったのです。
三つ目は、フィリピン人の国民性に惹かれたからです。以前、オンライン英会話サービスのお試しを利用していました。数多くいる先生から好きな先生を選んで会話をしたり、レッスンを受けたりでき、先生はみんなフィリピン人。なんせ先生たちが超おもしろい人たちでした。
ある先生に「アラジンの実写版見たよ」と話したところ「アラジンの歌知ってる！」と頼んでないですが先生のワンマンショーがスタート。歌が超うまいのでそれを伝えると、調子に乗っちゃって次から次へと歌い始め、先生のアラジンスペシャルメドレーでその日の英会話は終了してしまいました。それが面白くて仕方なかった私は、こんな陽気な人たちがたくさんいるフィリピンってやばいな、とすごく魅了されました。他にも、フィリピンにルーツを持つ友達がいて、彼女の明るさ陽気さに惹かれ、「フィリピンって絶対おもしろい」と感じフィリピンに決めました。

③留学生活はどうでしたか。当初思い描いていたようなものでしたか？（楽しかったこと、つらかったこと両方聞きたいです。）

実際に留学してみて、学んだことは沢山あります。が、一言だと「超楽しかった！行ってよかった！」です。
学んだことの一つに、「英語を学ぶ」のと「英語で学ぶ」のは全く違うことに改めて気づけたことです。コミュニケーションを取ったり英語で会話するのは得意だったので、「留学もこの調子で行けるだろう」と余裕ぶっこいてましたが、授業が始まると全然ついていけない。授業中はそもそもなんの話をしてるのかわかるのに時間がかかり、質問に次から次へと答える他の学生に圧倒され、どんどんトピックが進んでいく授業に大困惑でした。「英語で学ぶ」ってやっぱり難しいんだ、、、と実感しました。予習復習はもちろん、次第に慣れていくことで、授業中発言するまでに成長しましたが、今でもあの困惑は忘れられません。
二つ目は、視野が広がるということです。やはり日本を出てみないと日本の素晴らしさを体感することはできないし、日本について聞かれることで改めて私自身が日本について理解するという経験を沢山しました。多くの人が何かしらの宗教の信者である環境、ゲイの友人やカップル、日本では常識外れやけどフィリピンでは全然オッケーな習慣、そして日本じゃ出会えなかった親友に出会えたこと。沢山の人に出会い、いろいろな考え方や価値観を知り、私の視野はウサギレベルの広さになったと思います。留学に限らず、自分自身が好奇心を持って求めればいくらでもおもしろい出会いがあります。