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広島の8月

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広島の8月

こんにちは。
ダニーです。
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広島に越してきて、8月は、広島にとってとても意味がある月だということを知りました。
6日は小中学校は登校日になるようだし(学校によっては、高校でも登校日の模様)、戦争の特番が増えて、それについてのCMも多くかかる・・・同じ日本であっても、これほど違うものなのかと、信州生まれのダニーにとっては衝撃でした。
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そして6日は朝から1日式典が行われていることも。
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日中の式典には出向けませんでしたが、夕方からの灯篭流しとピースキャンドルへ参加してきました。
事前に作ったキャンドルを時間までに並べると、係の方が火をともしてくださいます(事前登録が必要です。個人では参加ができず、団体のみの受付となるようです。下記をご参照ください)
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原爆ドーム周辺にキャンドルがともされると、自然に手を合わせたくなります。
世界平和に貢献なんて大層なことは何もできないけれど、自分と自分のまわりの人たちの日常がこれからも営まれていけるように、戦争の悲惨さを小さい人たちに伝えることはしようと思いました。
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また、対岸からは常に音楽が流れていて、希望者はそこから灯篭流しもできるようです。
今年はできませんでしたが・・・来年はダニーも参加しようと思います。
過ぎてしまったことだからと、過去のものにするのではなく、こうして毎年亡くなった方々に気持ちを向けて、平和を願うイベントは素晴らしいと思いました。
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そんな広島で、見つけたもう1つの8月の場面が、灯篭。
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去年、最初にスーパーで見かけたときに驚きました。何に使うの?と。そして、どこでも見かけることにも重ねて驚きました。コンビニでも売っている!!そして益々疑問に思ったのです。みんなが使うものなの?と。
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お盆期間中、向かいのおうちのおじいちゃんが、この灯篭を肩にかけ、自転車に乗っている姿は衝撃的でした。思わず何に使うか聞いてしまうほど。そして、お墓参りの際に使うものだと初めてしりました。
また、新盆とそれ以降の年では、用意する灯篭の色も違うのだとか・・・最初は白で、それ以降は白以外の色とのこと。色の決まりなんかもあるんだ・・・・びっくり。
この灯篭は、お墓の前に立てる、いわば飾りのようなものなのだとか。その由来は、昔、亡くなった娘さんを弔うために、石灯篭を購入できない夫婦が紙で作ったのが始まりとされているらしい・・・昔なら石灯篭が用意できないお宅はたくさんあったような気がするのだけれど、その代替案で紙に作ってしまうところがすごい・・・・!!
(画像はネットより拝借)
昔は皆さん飾られていたようですが、今は火事の懸念や片づけの大変さもあり、だんだんと減りつつあるとも聞きました。確かに・・・そして持参するのも大変そうだったし・・・・
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墓地の近くを通ったとき、きらきらさらさらと輝く灯篭が目に入り、きらびやかな風貌の墓地に驚きましたが、それはそれで先人たちを歓迎しているようにも見えて、良いのかも。
そして、暗くて怖いという墓地がなんだか明るくて楽しいところに見えるから、それも良いような気もしました。
小さい頃って、お墓参りがすごく憂鬱だったりしたので・・・・明るく装飾、これは全国ではやらないのかなー??
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広島に住まないと知らないままに過ごしていたであろう、広島の8月の風景のご紹介でした☆彡

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THE EVERGREEN HOSTELのオーナー・はづきです。 The owner of THE EVERGREEN HOSTEL.Thank you for reading our blog.