こんにちは〜!アジア旅大好き芸人の葉月です。
人生3回目となるベトナム旅。年末のタイミングを使って、少し長めの6泊で行ってきました。旅程は、ハノイ1泊→夜行列車で中部のダナンへ移動して3泊→再びハノイに戻って1泊、という鉄道も絡めたルート。航空券は ベトジェットエア を使い、LCCらしくリーズナブルに年末旅を実現しました。物価、食、移動、街の雰囲気まで、日本人旅行者にとって「今ちょうどいい」ベトナム。今回はそんなベトナムを、観光地もローカルも両方味わいながら、実体験ベースでまとめていきます。
今回はベトナム中部・ホイアンで起きた、どうでもいいけど妙に記憶に残る出来事を書いていきます。そう、今回の主役は息子とハンドスピナーですwww

ホイアンの旧市街を歩いていると、道端に屋台も含めてお土産屋がずらっと並んでます。ランタン、洋服(仕立て屋もあり)、雑貨、おもちゃ、お土産……大人からすると「かわいいな〜」で終わるんだけど、男児の目にはどうやら別世界に見えるらしい。その中で息子の視線を一瞬でロックオンしたのが、あの懐かしのおもちゃ、ハンドスピナー
正直、日本ではもうあんまり売っていない気がする(私が知らないだけ?)んだけど、どうも男児の心には今なおグサッと(いい意味で)刺さるらしい。色もデザインもやたら豊富で、ちょっと厨二心をくすぐる感じというか……うん、わかる。わかるよ、その気持ち
まず記念すべきハンドスピナー1個目。
相場がまったくわからないまま、「150kドン」と言われ、そこから軽く値切って100kドン(約600円)で購入。まあ旅先だし、こんなもんかな〜と思っていた、あの頃の私と息子…。
ところが数分後。
別の屋台で、同じハンドスピナーの別デザインが。値段を恐る恐る尋ねると50kドン(約300円)だそうな。
あれれ?……1個目、もしかしてちょっと(かなり)高かった?www あるあるだよね〜〜〜
息子はというと、「これもほしい!」とテンション爆上がり。ここでハンドスピナー2個目(50kドン/約300円)を購入。さっきの600円が、もう遠い過去の出来事になっていく。ただもちろん彼はどちらのデザインも愛しているのである。
さらに歩く。
また別の屋台だったかお土産屋。ここのやつも気に入ったらしい。ただ値段は書いてない。
「60kドン(約360円)」
「値切らなくていいの?」と息子に聞く。いいらしい。はい、ハンドスピナー3個目(60kドン)お買い上げ。
50、60、100。完全に価格帯がカオス。わたくしとしては、市場原理とは?相場とは?何かを考えさせられる展開。
極めつけはその先。実はホイアンを気に入りすぎて次の日も来てしまったのだ。その日はなんと値札が最初からきちんと付いている、明朗会計スタイルの土産物屋を発見。
「50kドン」とかいてある。なんてことだ。
「ちなみに2個買ったら?」とわたしが興味本位+あわよくば値切りのつもりで聞いてみた。
「100kドン」店員さんはニッコリと答えた。値引きなし。ブレない。むしろ信頼できるか笑
というわけで、ハンドスピナー50kドン ×2個=100kドン(約600円)を彼はここで追加購入したのであった。
結果どうなったかというと……はい、ハンドスピナー合計5個もう回し放題。永遠に回せる。
ちなみにここで大事な補足。
私はその場で立て替え払いをしただけで、これらのハンドスピナー代はすべて息子がお小遣いの中から自腹で支払っています。ここ、親としては声を大にして言っておきたいポイント
……と思っていたら、最後の最後。
ホイアン旧市街の対岸に広がるナイトマーケットで、まさかの最安値40kドン(約240円)を発見。これはもう事件。事件は会議室で起きてるんじゃない!ナイトマーケットで起きているんだ!!
そしてこれはもう笑いながら実母から息子へのプレゼントということで無事購入www
結果、ハンドスピナー合計6個。
合計金額は350kドン(約2,100円)。
夜のホイアン、ランタンの下で、買ったばかりのハンドスピナーをくるくる回しながら真剣に見入る息子を見て、ああ、これが旅の記憶になるんだろうなと思った。ランタンの美しさなんて眼中にないのである。
正直、親目線だと「そんないる???」「日本に持って帰っても使う?」と思うものほど、子どもにとっては一生覚えてるやつだったりするんだろうね。しかも本人、自分のお金で買ってるしね。なおさら口出しできない。
ただひとつだけ疑問なのは、そんなにたくさん買って、手は2本しかないのにどうするんだろう??
まあいい。
たぶん彼の中で、ホイアンは一生「カッコいいハンドスピナー原産の街」として記憶されることでしょう。それもまた、最高の旅の思い出ってことで…




